おふろ×アイデア

おふろ部関係者大集合!「おふろ部サミット2025」開催レポート!

2025-03-07

こんにちは!おふろ部編集部です!

2025年2月23日(日)、おふろ部サミット2025が開催されました。

おふろ部サミットとは

おふろ部では、おふろが持続可能な文化として継続していくために、様々な情報発信を行い、現在8大学・6つの自治体 と産官学で連携し活動を行っています。

その中で毎年行なっているイベントの1つがこの「おふろ部サミット」です。

「おふろ部サミット」とは、おふろ部に参加する大学や自治体のライターたちが一同に集まり、様々な企業や自治体、学生同士の交流を目的としたイベントのこと。

普段は現役のライターのみ参加いただくことが多いですが、今回はOBOGにもご参加いただき、幅広い年代間で交流を深めることができました。

では早速、当日の様子を見ていきましょう。

全国のライターが名古屋に大集合!

今回の会場は愛知県名古屋市にある椙山女学園大学!

椙山女学園大学はおふろ部に参画する大学の1つでもあり、現在9期生の学生が現役ライターとして活動してくれています。

会場に到着すると、椙山女学園大学のライターたちが朝早くから集まって、準備をしてくれていました。

<現役生の記事を一部紹介!>

【草花から作る?!】祖母お手製の入浴剤のつくり方

【共感必至!!】小さいころおふろでやったあれこれ大懐古!!

冬のお風呂は特に危険!?お風呂で気をつけること!

イベントは下記のスケジュールで行われ、今回は「2- 講演」と「4- ワークショップ」についてを詳しく紹介していきます。

【第1部】

1- 開催の挨拶

2- 講演

休憩

【第2部】

3- 参加大学、自治体、OGの紹介

4- ワークショップ

休憩

5- 表彰式&懇親会

6- 締めの挨拶

【講演】旅館大沼五代目湯守大沼伸治氏「現代湯治のすすめ 

おふろ部 部長のノーリツ松崎努氏の開催の挨拶で「おふろ部サミット」が開始すると、早速ゲストによる講演が始まります。

今回は宮城県鳴子温泉郷にある旅館大沼 社長 大沼伸治氏 と湯治みらい研究所 代表金子友信氏のお二人をお招きし、講師をしていただきました。

残念ながら天候の都合でリアルでのご参加が叶わず、オンラインでの講演となりましたが、非常に有意義な内容を聞くことができました。

テーマは「湯治」。湯治についてもっとたくさんの方に知っていただきたいという想いから、湯治でつくる健康についてや現代にあった湯治方法を学びました。

そもそも湯治とは?

湯治は、温泉地に長期間滞在し、温泉の効果効能によって体調や病気などの改善を目的とした治療法です。自然の温泉に入ることで、心身に癒しを得られ、身体の不調を整えてくれると言います。

これまでの湯治と現代の湯治

湯治は日本文化として古くから活用されています。

ですが、昔と今では湯治のあり方が異なり、時代とともに湯治に対する人々の意識に変化があったとし、大沼氏は次のように説明します。

▼昔の湯治=からだの湯治

数週間に渡り温泉のある宿に滞在し、何度も温泉に入って、重労働で疲れたからだを癒していました。また昔は農家をはじめ多くの人が湯治を行うほど日常的に活用されていたそうです。

▼現代の湯治=こころの湯治

現代の湯治は日常から異日常の存在となっているそう。からだを労わるというより、数日温泉に入りながらゆっくりとした時間を過ごし、こころを休めることを目的に活用する人が多いそうです。自然の温泉に入り、静かに過ごす中でたまに人と交流するなどし、日々のリセットをするのです。

最近では「湯治×ワーケーション」や「湯治×ファスティング(断食)」なども流行っているそうで、こころを落ち着かせながら物事を行うことで、心身への負担を軽減できると言います。

湯治は昔から変わらず存在し続けているのにも関わらず、時代や人々の変化によって「あり方」が大きく変わるというのを学びました。またこの変化は決して悪いものではなく、時代にあった価値を提供し続けることが文化を守ることにも繋がるのだそうです。

学生にとって湯治は身近なものではなく、聞きなれない言葉、ましてや初めて聞く言葉だったかもしれません。しかし、現代湯治を日常生活に取り入れておられる金子さんからも興味深いお話を聞けました。

改めておふろにつかるメリットを再認識できたのではないでしょうか。

旅館大沼 公式ホームページ

【ワークショップ】おふろ部の10年先を考える

2部ではワークショップをメインに行いました。

「おふろ部サミット」では毎回テーマを決め、それに沿って講師による講義やワークショップを行なっています。

なんと今年おふろ部は、読者のみなさまのおかげで”10年目”を迎えることができました。

10年目という大きな節目に合わせ、「おふろ部の10年先を考える」というテーマでワークショップを行いました。

10年先のおふろを妄想してみる!?

「おふろ部のこれから」を考えるにあたり、株式会社 Que 社長 仁藤安久氏クリエイティブディレクターの葛原健太氏を講師に招き、ワークを行っていただきました。

お二人は設立当初からおふろ部を支えているメンバーであり、おふろ部サミットだけでなく、学生ライターに対し記事制作におけるアイデア発想ワークショップなどでも講師をしてくれています。

株式会社 Que 社長 仁藤安久氏
クリエイティブディレクター 葛原健太氏

ワークでは、大きく3つに分けて班ごとに意見を出していきます。

①10年後の世の中はどうなっている?

②10年後のおふろはどうなっている?

③10年後のおふろ部はどうなるといい?

普段の生活の中で「流行り」や「ブーム」など、いっときの変化には気付きやすいのにも関わらず、10年という大きなくくりの中での変化は意外にも忘れていることが多いと気付かされました。

何でも情報が手に入る時代、毎日の入浴が当たり前となった時代、そんな中でおふろ部がどうあるべきかを考えます。

各班では、学生同士が意見を出し合い、おふろ部がどうなっていくといいのか真剣に話し合う様子が見られました。

今回のテーマ「10年先のおふろ部」の正解は誰にも分かりません。ですが、更なるおふろ部の成長には欠かせない大事な時間となりました。

プレゼント付きの豪華な表彰式!

前年度の活動の中で多くの投稿をしてくれた学生の表彰を行いました。

「温泉施設に行ってみた」「バスグッズを使ってみた」「入浴効果」「おふろでの思い出エピソード」などなどいろんなジャンルの記事を書いてくれています。

イベント後も引き続き記事を書いてくれていますので、ぜひご一読いただけますと幸いです。

<入賞記事(一部)>

金欠大学生にオススメ!?「お得に高級温泉旅館に泊まれる!?まったり温泉旅行」

時間を効率的に使おう!お風呂勉強のススメ!

お風呂までの道のり

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【温泉×読書】山形のおふろcafé yusaに行ってみた!

二度とない出会いを大切に

最後に懇親会を行い、サミットは終了です。

懇親会では椙山女学園大学の東ゼミ生が地元人気店とコラボ企画をしたおにぎりが用意され、「ヤンニョムチキンおにぎり」や「チキン南蛮おにぎり」など普段では食べられないような変わり種が多く、他の学生からも好評の様子でした。

講師含め学生同士も交流を深め、自分以外のライターがどういう想いでおふろ部の活動に励んでいるのかを知り、自身の糧にしてくれたのではないでしょうか。

また、おふろの価値を再確認することで、今後のおふろ部で発信していきたい企画が増えたといい、編集部としても非常に楽しみです。

情報社会が加速している世の中で、9年間たくさんの方に記事を読んでいただき大変光栄に思います。

引き続きおふろ部をどうぞよろしくお願いいたします。

過去のおふろ部サミットに関してもおふろ部公式のYouTubeにて動画を公開しています。

会場やテーマ、参加学生が変われば雰囲気も大きく変わり見応えのある動画となっています!

おふろ部サミット2024

おふろ部サミット2023

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編集部おふろ部

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