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【結局のところ】風邪のときってお風呂に入っていいの?インフルエンザの時は?【どうなの】

2020-01-29

お正月も終わり、すっかり日常に戻ってしまい寂しい気持ちのしばりょうです。
今年は夢の9連休!ということで、家で一日中撮り溜めた番組を観たり、〇LEACHを全巻読み直したり、のんびりとしたお休みを過ごしていました。
楽しい年末年始を終え、寒さも本番のこの時期。暖冬と言われているが、やはり冬は寒い。
屋内は極暖だけど、家の外は極寒。体温調節がとても難しいですよね。
そのため、周りでもちょこちょこ風邪を引いている人が増えてきています。こんなことを書いている私もちょっと風邪気味(というか昨日まで胃腸炎にかかってました)です。

 

 

で、ここからが本題です。
そんな風に風邪をひいている時や発熱している時って、みなさん、お風呂に入ってますか?
私、子どもの頃に母から「熱があるときはお風呂に入っちゃだめ!」と言われていました。今は多少の熱なら、汗もかいているしさっぱりしたい気持ちが先行してお風呂に入ることが多いですが、なんとなく本当にお風呂に入っていいのかな…と不安になります。

 

 

周りの友人に聞いてみると、風邪をひいて熱があっても意外とお風呂に入る人が多いです。でも子どもの時は熱があるときは入らなかったという方もちらほら。
でも、結局のところ、どっちが正しいのでしょうか?

 

 

〇基本的にはお風呂に入ってOK!

インターネットで検索してみると、あらゆる小児医院のホームページで風邪の時の入浴について記載がありました。お父さんやお母さんから確認されることが多いんでしょうね。
結論から言うと、風邪をひいていても基本的にはお風呂に入っても大丈夫!のようです。

ウィルスは高温に弱いので、免疫システムは体の温度を高めてウィルスをやっつけます。(中略)お風呂の作用で体温が上がれば、そこはウィルスによっては嫌な環境になります。また免疫物質もはたらくようになるので、むしろ「風邪のときのお風呂」はプラスになる可能性もあります。
出典:大和書房「最高の入浴法」早坂信哉著

なんと!私の予想とは反して、風邪の時のお風呂は問題なし、むしろ免疫物質が活発になるなんて!お風呂に入ることが有益になるとは思っていなかったので驚きです。

しかし、なぜ私のように風邪の時の入浴はよくない、と考える人が多いのでしょうか?これには湯冷めが関係しているのではないかと言われています。

一般家庭に暖房設備・お風呂設備が普及したのが1960年代以降ですが、それまで多くの人々は銭湯を利用していました。秋~冬の夜道は冷えるので、入浴後に湯冷めすることも多かったでしょう。また、暖房設備も現在のような水準ではなく、部屋をしっかり温めることがでていなかったことでしょう。(中略)
湯冷めは風邪を誘発・悪化させる原因となります。
このことから、「風邪のときはお風呂を控える」という考えからが広まったのではないかと考えられます。
出典:大和書房「最高の入浴法」早坂信哉著

昔は湯冷めしやすい環境にあり、それで風邪を悪化させる方が多かったようですね。その名残で今でも風邪の時にお風呂に入るのはよくない、という意識が根付いているのかもしれません。

しかし、風邪の時でも入浴を控えたほうが良い場合があります。それは熱があるときです。

37.5℃以上の高熱の場合は体力が低下しており、入浴が体の負担になることもありますので、控えたほうが無難です。
出典:大和書房「最高の入浴法」早坂信哉著

私も先日38度の高熱を出しのですが、さすがに動く気力がなくお風呂に入るパワーはありませんでした。体力が下がっている時に、体力を消耗する入浴を行おうとするのはやめたほうがよさそうです。

 

〇インフルエンザの時はどうなの?

 

 

今の時期に多いインフルエンザの時、どうすればいいのかも気になります。普通の風邪と同じように、体温が高すぎなければ入浴してもいいのでしょうか?

熱が下がっても、インフルエンザは身体に多大な負担をかけますから、身体の回復にも十分に気を遣ってあげましょう。(中略)体調的に問題がなさそうであれば、入浴もOKですが、熱すぎるお風呂や長風呂は避け、脱衣場もよく温めてから入浴します。髪なども濡れたままにせず、よく乾かして体が冷えないようにしましょう。

出典:【熱が下がった!でも油断しないで】インフルエンザの解熱後に注意したいこと / インフルエンザNavi – 明治|株式会社 明治

 

 

 

インフルエンザの時は体力が落ちているので無理は禁物ですね。入浴するときは、とにかく体を冷やさない、体力を消耗しない方法をとりましょう。

 

また、インフルエンザというと、感染力が強いイメージですが、ウイルスを保有している人の入った後のお風呂に入っても平気なの?ウイルスが残っていて、感覚的には感染してしまいそうな気もするけど…

 

インフルエンザウイルスは低い温度と低い湿度の環境を好みますが、お風呂場のような温度や湿度の高い場所では生存できません。

そのため、インフルエンザにかかった家族が入ったあとに他の家族がお風呂に入ってもインフルエンザに感染することはほとんどありません。また、インフルエンザに感染した小さなお子さんと一緒にお風呂に入らなければならない場合でも、親が感染する可能性はほとんどありません。

それでも心配な人は、感染した家族のお風呂を最後にしたり、お風呂場をアルコールなどで消毒したりしておくと安心です。

出典:インフルエンザ感染時のお風呂について  | 健栄生活

 

 

 

なるほど、お風呂場はインフルエンザが生存できる環境ではないんですね!
私自身、これを知ってちょっと安心です。
親がインフルエンザになっても、入浴では子どもに感染しなさそうです。これを知って安心する親御さんは多いのではないでしょうか。
しかし!!お風呂場は安心ですが、気の抜けないポイントがあります。

 

 

脱衣所はお風呂場と違い、温度や湿度が低い場所であるため、インフルエンザウイルスは感染力をもった状態で生存します。暖房器具を使って暖かくしておきましょう。また、感染した家族が使ったバスタオルにはウイルスが付着していることがあり、それを使った家族にインフルエンザがうつってしまうことも。タオル類は使い回しせず、感染した家族が使い終わったらすぐに洗濯しましょう。

出典:インフルエンザ感染時のお風呂について  | 健栄生活

 

 

 

そう、脱衣所です。確かに脱衣所は寒い…!!インフルエンザ菌は低温乾燥状態を好むと言われています。お風呂場だけでなく、脱衣所を高温多湿状態にしておくと感染を防げそうです。また、インフルエンザ感染者が使用したタオルの使い回しも避けるのがベターですね。

 

〇最後に

まだまだ続く寒い季節、風邪をひいてもお風呂に入りたい!その気持ちはとてもよくわかります。ご自分の体と相談して、本当に入浴しても大丈夫か、一度考えてお風呂に入ってくださいね。その際、脱衣所を温めておくことを忘れずに!

 

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しばりょう

マイブームは勉強。最近、お風呂で勉強すると捗ることがわかり、単語帳をもって入浴しています。

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