


「毎日おふろに入るだけでダイエットになるなら、これほど嬉しいことはない!」
ということで、本記事ではおふろでダイエットなんてできるの?という疑問から、実際の効果、入浴法や注意点までをわかりやすく解説していきます。
毎日入るおふろであれば忙しくて運動する時間が取れない人でも、自宅で手軽に始められるでしょう。無理なく続けられる“ながら習慣”として、今日から取り入れてみませんか?
1. おふろダイエットの基本知識
まずは、なぜおふろでダイエットができると言われているのか、その仕組みを理解していきましょう!
おふろダイエットとは?
おふろダイエットとは、湯船につかることで代謝を促し、痩せやすい体質をつくる方法のことです。
結論、「おふろに入るだけで痩せる」という訳ではありません。ですが正しく行えば体にさまざまなダイエット効果をもたらしてくれます。
日々の入浴を工夫するだけで、無理な運動や食事制限をしなくてもダイエットの土台を整えることができるのです。
どのようなメカニズムで痩せるのか?
おふろに入ると体温が上昇し、血行が促進されることで代謝が活性化されると言われています。代謝が上がることでカロリーの消費効率もアップ。さらに、汗をかくことで老廃物が排出され、デトックス効果も得られるそうです。これらの理由が入浴によるダイエット効果を導いてくれます。
(前略)つまり、入浴で汗をかいて代謝のよい=毒素をうまく排出できる体に変えることが重要。こうすることで脂肪燃焼がスムーズになり、ダイエット効果が期待できるというわけです。また、全身の血行がよくなり老廃物が排出されることで、むくみ解消にもつながり、見た目がスッキリする効果もあります。
体の芯から温まって汗をかく入浴は、体全体の代謝がよくなり基礎代謝量をアップさせる効果も期待できます。お風呂に入る習慣をつけることで、徐々に痩せやすい体質=脂肪を効率よく燃やせる体につながるというわけです。(後略)
人間の体にはもともと、「毒素」を排出する働きが備わっています。ですが、生活習慣や食生活の偏りによってはすべてを処理することが難しく、処理できなくなった毒素は知らぬ間にどんどん溜まっていくのだそうです。ダイエット観点だけでなく、健康な体づくりとしても「入浴」は欠かせませんね。
2.カロリー消費だけじゃない!おふろダイエットの3つの効果

バスリエ株式会社が運営するofuro mediaによると、10分間の入浴で消費できるカロリーは約40kcal程度なのだそうです。カロリー消費だけで考えるとあまり多くはない印象ですが、だからといっておふろがダイエットに効果がないという訳ではありません。
【期待①】むくみ解消・冷え性改善などの体質改善
入浴には「静水圧効果」という効果があり、水圧によって滞った血液やリンパの流れを改善してくれます。体内の循環が良くなることで、老廃物が排出されやすくなり、代謝をスムーズにし、結果的にむくみの解消に繋がるのです。
お風呂に入ると全身の血管やリンパ管に水圧がかかり、血液やリンパの流れがスムーズになります。手足の先まで巡りが促され、全身に溜まった老廃物や余分な水分が血液やリンパによって流されるのです。(中略)
むくみは、皮膚表面にボコボコと現れるセルライトの原因です。お風呂による静水圧効果でむくみが解消されると、下半身のセルライト予防につながります。
また、お湯によって体が芯から温まり血行が促進されると、冷え性の改善にも効果が期待できるそうです。体が冷えてしまうと血液やリンパの流れが滞る原因にもなるので、日々の入浴によって代謝を改善していくことを意識しましょう。
特に、運動不足やデスクワーク中心の生活で体が冷えやすい人には、入浴による体温アップが効果的な対策になるのではないでしょうか。
【期待②】間食防止効果
入浴すると、空腹を感じにくくなり、食欲を抑えることができます!これはダイエットにはもってこいの効果ですね!
温浴することは、カロリーを消費するだけでなく、食欲を抑える効果もあります。お湯に浸かると、皮膚の血管が拡張し、胃腸の血管が縮小します。この働きによって胃腸の働きが緩慢になり、あまり空腹を感じなくなり、食欲を抑えることができるのです。
空腹の状態で長風呂をしてしまうと、体調不良にも繋がることがあるので注意してください。
また湯船に浸かることで体がリラックスされると自律神経が整い、ストレスが軽減されると言われています。ついやってしまうストレスによる過食や間食の欲求を抑えるサポートにもなるそうです。
「ダイエットはしたいけど、ストレスに感じる」という人は多いと思います。少しでもストレスによる負担を減らすためにも入浴を心がけましょう。
【期待③】「痩せやすい体」づくりをサポート
おふろに入ると体温が上がり血行が促進されます。これにより基礎代謝が一時的に高まるとされており、これが未来の「痩せやすい体」づくりのサポートになるのです。
加えて、湯船で体が温まることで筋肉がほぐれやすくなるとも言われています。そのため、入浴とあわせて「ストレッチ」や「軽い運動」を取り入れることで、より「痩せやすい体」づくりの効果を引き出します。おふろでできるマッサージや運動はこちらを参考にしてみてください。
・【驚異のウエスト-○㎝!?】夏目前!1日10分のワークアウトで“魅せる美ボディ“を手に入れよう♡
・【お風呂ダイエット】たった2週間で下半身痩せに成功した、とっておきの方法を紹介!
毎日の入浴をうまく取り入れることで、食事制限や運動の効果を引き出す“ベース作り”になるのです。1日だけで効果を感じようとするのではなく、コツコツと積み重ねることで体質改善へと繋げていきましょう。
3. より効果が見込めるおふろの入り方

おふろダイエットの効果をより引き出すためのおすすめ入浴を紹介します。「温度」「時間」「水分補給」の3点を意識して、無理のない範囲で入浴してみてください!
- ①温度:38〜40℃のぬるめのお湯。これ以上になると体への負担が増えやすいので注意です。
- ②時間:15〜20分の半身浴。肩まで浸かる全身浴の場合は、さらに短時間で済ませるようにしましょう。
- ③水分補給:入浴前後にはコップ1杯の常温の水を飲み、汗による脱水を防ぎましょう。
プラスαのおすすめテクニック
エプソムソルトや炭酸系の入浴剤は発汗作用が高いと言われているので、これらを使用することでより多くのカロリー消費を期待できます。あわせて、入浴中にマッサージを取り入れたり、湯船の中で足を上げ下げするなど軽い運動を行なったりと、ちょっとしたプラスαがダイエットの近道になるかもしれません。
4. それ逆効果かも?NG行動と注意点

おふろダイエットは手軽ではありますが、やり方を間違えると逆効果になることも。以下の点に注意しましょう。
- 【注意1】熱すぎるお湯(42℃以上)は交感神経を刺激し、リラックスどころか疲れを助長する可能性があります。
- 【注意2】食後すぐや空腹時の入浴は消化不良や貧血を起こすことがあるため、1時間以上あけるのが理想的です。
- 【注意3】長時間の入浴は脱水やのぼせの原因になり得ます。水分補給をこまめに行い、無理は禁物です。
- 【注意4】高血圧や心疾患がある方、妊娠中の方は事前に医師に相談してください。
5. 毎日の入浴が“痩せ体質”をつくる第一歩に
「おふろダイエット」は、ただ湯船に浸かるだけでなく、代謝を高め、体質を整えることにより痩せやすい体をつくる習慣です。毎日続けることで、冷え性やむくみの改善、ストレスの緩和、そして間食の抑制といった副次的なダイエット効果を導いていきましょう!
今日の入浴から取り入れられるこの方法を、まずは1週間だけでも試してみてはいかがでしょうか?

編集部おふろ部
おふろ好きを増やし、おふろを「持続可能な文化」として継続していくため、給湯器などの製品を国内外に展開する住宅設備機器メーカーであるノーリツがおふろのプロとして運営しています。薬機法管理者の観点からも安全で信頼できるお役立ち情報を届けするとともに、おふろ部の活動についても発信していきます!