


こんにちは!おふろ部編集部です!
2025年8月2日(土)、大阪にて「おふろ部 夏サミット2025」が開催されました。
今回は、おふろ部が10周年を迎えるにあたり、これからの活動を考える特別な1日。
参加した学生たちが「自分の志とは?」「お風呂と志の関係って?」と、真剣に、でも楽しく向き合いました!
おふろ部サミットとは?

おふろ部サミットは、半年に1回開催される、おふろ部に参加する大学や自治体のライターたちが集うイベントです。毎回テーマを決めて、それに沿って講義やワークショップを行います。普段は別々の大学にいる学生同士がつながり、刺激を受け合う貴重な機会です。
2025年の夏サミットは、中之島フェスティバルタワーウエストにある株式会社電通西日本の関西オフィスで開催。
10周年を迎える節目で年月とともに活動組織も大きくなったということもあり、共通の目的を確認するためイベントのテーマは「志」。「おふろ部の『志』について改めて考える~ウェルビーイング×お風呂によるリフレーミング~」です。
おふろ部が大切にしてきた“お風呂の魅力”と“人の幸せ”を、もう一度じっくり見つめ直す1日となりました。
インプット講義①〜志ってなんだろう〜
最初のインプット講義は、「志ってなんだろう?」
講師は、株式会社Que代表の仁藤安久氏とクリエイティブディレクターの葛原健太氏。講義では、「志」の本質について教えていただきました。
志とは、外から与えられる目標ではなく、自分の内側から湧き上がるエネルギーのようなもの。それが自分の進むべき方向を指し示し、「よし、やってみよう!」と前に進む力になるのです。
自分の志を見つけるための問いとして、
2.「こういうために」したいと思う理由は?
この2つを考えて組み合わせると、自分の志が少しずつ見えてくるとのこと。

参加者同士で自分の志をシェアするワークもあり、「難しかったけど、進路や生き方を考えるヒントになった」「自分の中に“志”のタネがあると気づけた」という声も聞かれました。
志は、個人のみならず組織にもある
さらに、志は個人だけのものではなく、アニメや映画の登場人物、大学の建学の精神、そして企業の理念など、身のまわりにも多くの「志」があるという気づきも得られました。
もちろん、おふろ部を運営するノーリツにも「志」があります。それは、「お風呂は人を幸せにする。」
私たちおふろ部もこの志を胸に、10周年という節目にこれからの活動を見つめ直していきたいと強く感じました。
インプット講義②〜ウェルビーイングってなんだろう〜
2つ目の講義のテーマは、「ウェルビーイングってなんだろう?」
近ごろよく耳にする「ウェルビーイング」という言葉。実は、お風呂やノーリツの理念とも深く関わっているんです。
ウェルビーイングに関する研究、そして発展を目指して活動している“ウェルビーイング学会”によると、ウェルビーイングとは以下を指しています。
(前略)ここではWellbeingは「満たされた状態」とされているが、「良好な状態」ないしは「良き在り方」とするのが直訳的であろう。
和英辞典で【Well-being】を引くと、「健康、幸せ、福祉」とある。まさに、肉体的、精神的、社会的に良好な状態が健康、幸せ、福祉であるので、「Well-being=健康・幸せ・福祉」と考えるのが妥当であろう。(後略)
- ・肉体的 → 体が元気!
- ・精神的 → 心が元気!
- ・社会的 → 人との関係も良好!
つまり、ウェルビーイングの基本は、「心も体も、人間関係もすべてが良い」状態であるということですね。
そして、お風呂に入っているときの、あのリラックスした感じにもとても似ています。

お風呂とウェルビーイング
そんなウェルビーイングをお風呂に当てはめると、以下のようになります。
- ・体の疲れを癒やし(肉体的)
- ・一人になって心を整え(精神的)
- ・時には家族と話す場になる(社会的)
このように、お風呂はウェルビーイングの実現にぴったりな存在。
講義を通して、ノーリツの「お風呂は人を幸せにする。」という言葉の重みを、よりリアルに、自分ごととして感じることができました。
リフレーミングで「お風呂」の価値を再発見
イベントの後半では、グループワークを通して「リフレーミング」について学びました。
リフレーミングとは、ある出来事や状況に対する見方を変えることで、新たな気づきや解決策を見出す手法です。マーケティングの世界では、「制約がある状況下でも、問題の捉え方を変えて成長につなげる」手法として活用されています。
今回は「お風呂」をテーマに、リフレーミングを実践。学生は「私にとって、お風呂とは〇〇だ」というお題で付箋に思いつく限りのアイデアを書き出し、以下の4つの方法で新しい価値を見つけ出しました。
(例)「スマホが使えない」を「デジタルデトックスの場」に
②機能を価値に
(例)「温まる」を「心まで温めるエネルギーチャージ」に
③場所を役割に
(例)「浴室」を「アイデアが生まれる研究所」に
④五感で捉え直す
(例)「湯気の向こう」を「非日常への入り口」に
「ひとりになれる場所」「カラオケBOX」「美容を磨く場所」など、学生ならではの多様な意見が飛び交い面白かったです。


そして最後に、前半の講義と組み合わせ、「お風呂の新しい価値」を起点におふろ部の志を考えました。学生からの意見は、今後のおふろ部の活動に役立つヒントも多く、ぜひ参考にしていきたいと思います!
初対面同士のグループワークでしたが、正解のないお題に対し、活発な意見交換を通じて一つの答えを導き出す姿が印象的でした。

スペシャルゲストをお迎えして
今回のイベントには、スペシャルゲストとしてMBSアナウンサーの山崎香佳さんと、ラッパーのKZさんがお越しくださいました。
当日の様子はMBSラジオ「上泉雄一のええなぁ!」で取材され、山崎アナウンサーには、イベントの撮影や学生へのインタビューにご協力いただきました。
また、お風呂やサウナを愛好されるラッパーのKZさんは、ヒップホップグループ「梅田サイファー」のメンバーとして活躍されているほか、トラックメイカーや俳優業など、幅広い分野でご活躍です。おふろ部の活動に興味を持ってくださり、今回のゲスト参加が実現しました。学生たちと一緒にグループワークにもご参加いただき、活発な意見交換を行いました。
これからも、お風呂の幸せを届け続けます
おふろ部 夏サミット2025は、「志」をテーマに、自分自身やおふろ部のあり方を深く見つめ直す貴重な機会となりました。
講義で「志」や「ウェルビーイング」の本質を学び、グループワークで「リフレーミング」によってお風呂の新たな価値を発見。参加した学生にとって「自分の志に気づく」「お風呂の持つ力について再認識」する場になったのではないでしょうか。
おふろ部は、おかげさまで間もなく10周年を迎えます。この節目を機に、部員一同、今回議論したおふろ部の志を胸に、各々がこれからもお風呂の魅力を発信し続けてまいります。今後のおふろ部の活動にも、ぜひご期待ください!
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編集部おふろ部
おふろ好きを増やし、おふろを「持続可能な文化」として継続していくため、給湯器などの製品を国内外に展開する住宅設備機器メーカーであるノーリツがおふろのプロとして運営しています。薬機法管理者の観点からも安全で信頼できるお役立ち情報を届けするとともに、おふろ部の活動についても発信していきます!























