ことわざがサラッと出てくる人って知的ですよね。
たとえば、銭湯でのおしゃべりや、温泉旅行での会話などに、
お風呂にまつわることわざをさりげなく使えると一目置かれるのではないでしょうか。
さあ、エスプリの効いた会話を目指して、
さっそくいってみましょう!
1.一番風呂は馬鹿が入る
沸かしたてのお風呂は身体に良くないという意味。
「は?一番風呂が一番良いに決まってるでしょ!」と思ったお馬鹿さんは、
こちらの記事をご覧ください。
【1番風呂好き必見!!】ほんとはヤバかった1番風呂の真実とは??
・・・それでもやっぱり一番風呂が気持ちいいですけどね。(笑)
2.年寄りにさら湯は毒
こちらは1番と同じ理由から来た言葉です。
お湯がピリピリとする一番風呂は若い人が入り、
お年寄りや病人は身体の垢などがとけこんでお湯の質がやわらかくなった
二番風呂以降に入るのがおすすめということです。
また、誰かが入った後の温かい浴室に入ることで、
ヒートショックの危険もある程度避けることができます。
おじいちゃんおばあちゃんの家に行った時は、
遠慮せずにどんどん一番風呂を狙いに行きましょう。
3.湯の辞儀(じぎ)は水になる
お風呂に入る時に遠慮し合っていると、せっかく沸かしたお風呂も水になってしまいます。
つまり、「遠慮も時と場合による」ということですね。
今の時代は追い焚きもできますが、
ガス代節約のためにも、「お風呂沸いたよ」と言われたらパパっと入るようにしましょう。
私もついつい「先入っていいよ」などと言いがちなので、
反省です。(これは遠慮ではなくただ面倒くさがっているだけなのですが・・・)
4.湯の中で屁を放(ひ)ったよう
意味:とりとめのないこと。
・・・確かに取り留めがないとしか言いようがありません。
温泉で友達と「湯の中で屁を放ったよう」な会話をするのはとても楽しいですが、
くれぐれも本当にお風呂の中でオナラはしないでくださいね。
【実はNG!?】お風呂でオナラをすると…
5.湯に入(い)りて湯に入(い)らざれ
意味:入浴は健康に良いが、入りすぎては害になる。何事もほどほどが良い。
「過ぎたるはなお及ばざるが如し」はよく聞きますが、
そのお風呂バージョンは初めて知りました。
「おふろ部」の記事を読んでいると、
ついつい入りすぎてしまうほどお風呂の魅力に取り憑かれてしまうかも・・・?
みなさん、要注意です。
6.湯は水より出(い)でて水にあらず
意味:平凡な人でも修業によって非凡な人になる。
こちらはなんだか励まされる良い言葉ですね。
お風呂に入る度に思い出したいです。
7.垢に食われても死にはせぬ
いくらお風呂嫌いでも、垢のせいで死んだ人はいないのだから平気、という意味。
これが本当だと証明してくれているのが、イランのハジおじいさんでしょう。
なんと60年以上お風呂に入っていないそうです。
この記事が書かれた2014年の時点で80歳。
長生きできるものですね・・・。脱帽。
いかがでしたか?
私はハジさんが衝撃的すぎてほとんど忘れてしまいました(笑)
そんな人はもう一度最初から読んで復習し、
ぜひウィットに富んだ会話を実践してみて下さいね!
参考サイト
・コトバンク デジタル大辞泉
・ことわざデータバンク
・BUI
・ことわざ選集
・YAHOO!知恵袋