女性 洗髪

おふろ×健康

【おふろ×看護】 洗髪編

byアバター画像

2025-07-16

皆さんこんにちは!看護師目指して勉強を頑張っている看護学生のににです‼先日洗髪を行う授業を行ったのでその体験談をお話しします!

授業では、自分では頭を洗うことのできない患者さんを洗髪するという想定で洗髪を行いました。何日間も頭を洗うことができない状況を考えてみると…いい気分はしないですよね。入院中に、清潔を保つためにも洗髪を行うことにはとても重要な意味が込められているのです!

皆さんは他の人の頭を洗髪することは簡単だと思いますか?私は美容師さんがササっと済ませてしまうイメージから誰にでも簡単に出来るものだと思っていました。きっと皆さんの中にも、自分の頭を洗うようにお湯をかけて、シャンプーをつけて、指で頭皮を洗って、お湯をかけて流す…これだけの単純作業では?と思う方もいるかもしれません。しかし!洗髪はもっと奥の深いものであるということに気づいてしまいました…

授業では、美容室でよく見かけるような固定式の洗髪台と、ベッドの近くまで移動できる洗髪車のいずれか一方を使用しました。二人一組になり、洗髪台と洗髪車をそれぞれ交代で体験しました!

【患者役】

私は最初、洗髪される側(患者役)でした。ペアの看護師役の人がてきぱき準備してくれたおかげで、スムーズに開始。髪をほどいてくしでとかし、仰向けになって目にガーゼを当て、いよいよ洗髪スタート!温かいお湯の心地よさやシャンプーの香りに癒され、思わずウトウトしてしまいました(笑)。その後、丁寧に髪を乾かしてもらい、きれいに仕上がって終了。ペアの人がとても上手だったので簡単そうに見えましたが、実際は難しかったという声もあり、驚きました。

ヘア 確認

【看護師役】

役を交代し、次は私が看護師役へ!私は洗髪車を使用しました。洗髪車にはあらかじめお湯を入れないといけなのですが、自動で温度調節ができる蛇口ではなく、自分でお湯と水をいい感じに混ぜないといけなく…この温度調整がとても大変でした!入る量も限られているため、規定以上を超えるとこぼれてしまう可能性があり、慎重に行わなければなりませんでした。苦戦しながらもお湯の準備が終わりいざ実践!

介護

自分の腕で温度を確認してから、「お湯かけていきますね」と声をかけてシャワーを使いました。でも、仰向に寝ている人の頭の後ろ側にお湯を優しくかけるのは、思ったより難しく…知識では分かっていても、なかなかうまくいかずもどかしかったです。私は、後頭部は後ろからかけるよりも、横を向いてもらって片側ずつ濡らす方がやりやすかったなと思いました。

しっかりお湯をなじませたら、いよいよシャンプーの出番!演習では時間短縮のためリンスインシャンプーを使いました。泡立ててから前髪→後頭部へと指の腹で優しく洗っていきましたが…頭を指の腹で横に動かすように洗うと、赤ちゃんの頭のようにグラグラしてしまって、患者役の人が不快じゃないか心配に。そこで、揉むようにやさしく洗うと安定して洗いやすくなり、安心してもらえることも分かりました!

シャンプーを流すときは、顔にお湯や泡がかからないように手でガードしながら、ゆっくり丁寧にすすぎました。そしてタオルで髪を包んで座位にしてからドライヤーへ。今回はロングで少しくせのある髪だったので、絡まりをほどくのが一苦労…。

ドライヤー

上を乾かしてる間に毛先がまた絡まったので、先に毛先をサッと乾かした方がスムーズかも?と思いました。洗髪車の片づけもあって最後まで乾かせなかったのがちょっと残念でしたが、実際にやってみて分かることがたくさんあった貴重な体験でした!

【まとめ】

最初は「自分で頭を洗うようにすればいい」と思っていましたが、実際に体験してみて、その人それぞれにシャンプーの種類や力加減などの“こだわり”があることに気づきました。看護師が洗髪を行うのは、何らかの理由で自分では洗えない方たちです。 だからこそ、その人の普段の習慣や好みにできるだけ寄り添うことが大切なのだと学びました。

快適さや安心感を感じてもらうには、どんな洗い方が心地よいのか、どんな声かけが安心につながるのかを考えながら行う必要があります。単に「洗う」ことが目的なのではなく、その人にとって気持ちの良いケアになるよう意識することの大切さを実感しました!

女性 学び

↓↓↓合わせてこちらの記事もご覧ください↓↓↓

温泉が“こころ”に効く理由とは?中野温泉天神湯 記念イベントレポート【前編】

【早坂教授インタビュー】入浴のプロが答えるいいおふろとは?(前編)

免責事項

アバター画像

にに

元お風呂大嫌い人です。が、今は毎日長風呂人です‼ ディズニー・読書・スポーツ観戦が好きです! まだまだお風呂好き歴は短いですが、お風呂の沼にはまってもらえるよう精一杯頑張ります!

このライターの記事一覧

  • 前の記事を読む
  • 次の記事を読む

カテゴリー