こんにちは!甲南女子大学おふろ部です。
おふろが恋しくなる季節になってきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今回私たちは、おふろ部の運営、そして給湯器メーカーである「株式会社ノーリツ」の明石本社工場を見学してきました!
ノーリツさんは、お客様に安心安全な給湯器をお届けしてくれている会社です。いつも何気なく入っているおふろの心臓部分について知ることができ、とても面白かったです!特に、工場の中に入って機械を見ることは普段中々ないので貴重な体験ができました‼
見学させていただいた詳細は、全4部作でお届けしていきます!
【第2弾】「給湯器」で有名なノーリツの工場見学に行って来ました!
今回のその第3弾!みなさんも気になるであろうノーリツの裏側に潜入!実際に稼働している工場内の様子をお届けします!
普段、企業の工場に入る機会なんて滅多にないと思いますので、みなさんもこの記事を見て疑似工場見学体験してみましょう!
【工場内を見学🔍✨】
工場の中に入りライン作業を見学しました。
工場では約500名の従業員が作業を行っており、給湯器は、1日に4,800台、年間ではなんと約100万台も製造しているんだそうです!!
ですが、ノーリツではロット生産ではなく、生産注文されてからその順番で一台一台生産しているのが特徴です。
一つのラインで複数の機種を製造する混合生産で、毎回違った部品が流れてくることもあるため、ミス対策のための工夫もたくさんありました。(この後紹介します)
製造ラインは10ラインあり、流れるレーンの中で作業をしていきます。生産指示版をもとに瞬時に組み立てを行わなければいけないため、作業員はそれぞれの担当する作業のマニュアルを覚える必要があるそうです。
集中力を必要とする作業が多かったですが、お昼休みの間は完全に製造ラインをストップさせ、1日3回の休憩をしっかり確保しているそうです!メリハリをつけて働くことで、効率良く作業ができるのかなと思いました!
ちなみに、ここで見た給湯器は約25~30㎏と、思っているよりも軽くて驚きました…!
【生産指示カード】
一番初めにあったのは生産指示カードです。
これを見ながら必要な部品を組み立て、ランプで部品ミスしないよう確認がなされ、ミスがあった場合モニターからエラーが通知されるという仕組みでした。
機械の具合、設定などもモニターで徹底的に管理されていました。素早く作業しながらも間違いがないか都度確認して真剣に作業に取り組まれている姿がとても印象的でした。
【部品取り出し作業】
各部品は、すべてバーコードで管理されていました!
バーコードを読み取ると、部品が置かれた棚から使用する部品のランプが点灯🔦し、すぐに見つけることができる!というシステム。そして部品を取り出し終えたら、点灯したランプを消します。
このような仕組みを行っていることにより、ミスを軽減するとともに探す手間も省かれるという工夫がなされているようです!面白いですね!
【いじわるチェック-総合検査-】
総合検査の工程では、安全にお湯を作れるかどうかのチェックが行われていました。
ここでは、ロボットと人のダブルチェック👁をしていて、実際にガスと水を流して、人間の視覚、嗅覚、触覚、聴覚を使って確認を行っているそうです。✋
また、検査員の方々は、線が繋がっているかを正確にチェックした後マジックで印をつけ、さらに懐中電灯🔦で照らしながら水漏れがないかをチェックしていました。
これらの作業には、順番・秒数・動きが決まっていて、作業員の皆さんがシンクロした動きをしていたのが印象的でした😲
厳重にチェックを繰り返したりと、丁寧に作業を行なっているのですが、私が面白いと思ったのは、「いじわるチェック」というものです。
それぞれの検査自体はずっと同じ作業が続くので、気が抜けないようにするための施策として、監視員がわざとどこかの線を外しているそうなんです!!きちんと外されていることに気づけるか、商品のチェックと同時に検査員も常に試されているのです。
しかも、見過ごしてしまうともう一度研修をやり直さなければいけないそうで、驚きました。
これは検査員も常に集中力と危機感を持って作業することができるため、とってもいいアイデアだと思いました!👌
【梱包業務】
ダンボールの梱包の仕方にも驚きました👀✨
ダンボールにすっぽり収まって出てくるのかと思ったら・・・、ダンボールは上下にしかついておらず、周りはフィルムで保護されているような状態でした!
また、ダンボールには再利用できる樹脂が使われているだけでなく、必ず回収されるような仕組みもあり、とても環境のことを考えているなと思いました。
ここでは、特別に梱包したてのホカホカのビニールを触らせてもらいました!
皆さんが想像している梱包とあっているか、答え合わせはこちらのYouTubeをご覧ください!
【トラブル防止】
工場内で不具合や違和感など何か問題があれば、すぐに応援を頼めるよう、行燈(アンドン)と呼ばれる線が上から吊るされてあります。
工場内でのトラブルは非常に危険が伴うので、すぐに対応できるように対策がされていているそうです!
【まとめ】
今回は工場見学をして実際に自分の目で工場の中を見るという貴重な体験をさせていただきました。
工場の中では、チェックを厳重に行っており、どのようにしたらミスが減らせるのか、効率的に作業が行えるのか様々なところに工夫している。
このような取り組みがされていることで、安心で信頼できるような製品を製造できているのだと分かりました。
普段何気なく入っているおふろですが、ノーリツさんたちのこのような想いから私たちは毎日、安心・安全なおふろを利用できているのですね。
【執筆ライター】りる、いい香り大好き女子、南女生、ももんが
ノーリツ取材:連載内容
【ノーリツ取材 第2弾】「給湯器」で有名なノーリツの工場見学に行って来ました!
【ノーリツ取材 第3弾】おふろの心臓!!-ノーリツさんにお邪魔しました!- (今回)
※本記事は学生が大学ゼミの時間内に取材した内容であり、株式会社ノーリツをPRする内容ではございません。