こんにちは。おふろ部 編集部です。
2024年12月19日(木)、アイロボットジャパン合同会社が主催するイベント「ルンバのお助け大掃除プロジェクト」にお邪魔してきました!
「ルンバのお助け大掃除」とは?
「ルンバのお助け大掃除プロジェクト」とは、年末の忙しい時期にルンバが大掃除のお手伝いをするというイベント。
昨年よりイベントをスタートさせ、第1回目は東京・神田明神にて「煤(すす)納め」をルンバがお手伝いしました。
そして今回、第2回目の舞台は、東京・墨田区にある銭湯『さくら湯』。
人手不足という悩みを抱えるさくら湯で、一体ルンバがどう活躍してくれるのでしょうか。
住民から愛され続けている昔ながらの銭湯で、ルンバが大掃除のお手伝いを行います!また大掃除後は、冬至にちなんで“ルンバゆず湯”の披露もありました。
▼アイロボットジャパン合同会社
ルンバでおなじみのロボット掃除機を販売している企業。
ユーザーに寄り添った思いやりのある技術と、安心して任せられるホームイノベーションによって豊かな暮らしを共に創造することをビジョンに、ロボットのデザインと製造を行っています。
「暮らしを、もっとあなたらしく。」をスローガンに掲げ、ルンバにも”ユーザーが掃除をルンバに任せることで、より自由な時間が生まれ、自分らしい暮らしができるように”、という想いが込められています。
▼さくら湯
東京の下町、墨田区にある、創業75年の老舗銭湯。
大浴場には5つのおふろとサウナがあり、毎日変わる日替わり薬湯、季節に合わせたおふろを用意しています。
人とロボットの共同作業で効率的に掃除
大掃除には、アイロボットジャパン合同会社(以下アイロボットジャパン)代表の挽野氏と社員、有限会社金沢浴場の代表 新保氏、さくら湯の副店長 渡邉氏が参加されました。
3台のルンバを使って、脱衣所の床に落ちているゴミやホコリを綺麗に吸い取っていきます。
しかし、ロッカーの上や換気扇などの高いところに溜まったホコリは、ルンバには届きません。そこで、スタッフが床にホコリを落とし、落ちたものをルンバが吸い取っていくという見事な連携プレーを見せてくれました。
▼動いている様子はこちらの動画をご覧ください。
このように、スタッフはホコリを床に落とすだけ、後はルンバが綺麗にしてくれるのであれば、負担の軽減と時短の一石二鳥でとてもメリットを感じました。
またホコリを吸い取ったあとは、床を水拭きして綺麗に磨いていきます。
人の手では掃除の難しいベンチの下も、ルンバなら簡単に行き来できるため、時間をかけずに掃除完了です。
奥の浴場では挽野氏とスタッフたちがブラシで床磨きを行っていました。ブラシをかける人と水を流す人で分担をし、隅々まで綺麗にしていきます。
大掃除の場所に銭湯を選んだ理由
今回の舞台を銭湯に選んだ経緯として、
「まず“脱衣所”に着眼しました。脱衣所は、衣類の脱ぎ着や髪の毛を乾かす場所であるため、床にゴミや髪の毛がたくさん落ちていると考えました」と挽野氏は話しました。ルンバが活躍できるかもしれないと思い銭湯に決めたそうです。
人手不足をロボットが補う
ルンバが『さくら湯』にどう役にたったのか、もう少し詳しくみていきましょう。
新保氏は、「元々、掃除のために時間を作るのではなく、空き時間に掃除ができたらどれだけ楽なんだろうと思っていたものの、導入における最後の決断がなかなか出せないでいた」と話します。
そんな中、今回の企画のお話をいただいたそうで、「大変嬉しく思います」とアイロボットジャパンに感謝を述べる場面もありました。
さくら湯がルンバを導入した経緯
イベントの1ヶ月ほど前からルンバを導入し活用していた『さくら湯』。導入に至るまでにはこれらの背景もありました。
・入浴料金やガス代の高騰
現在(※)、4年連続値上げ中の銭湯料金。『さくら湯』でも値上げの影響を受けており、少しでも人件費を削減したいという想いから導入を検討し始めたそうです。
(※)2024/12/19時点
・女性スタッフ不在時の女湯の清掃
シフトの都合上、女性スタッフがいない時間も発生してしまうそう。通常は1時間に1回、掃除を行うのですが、男性スタッフのみの時は女性の常連さんに掃除をお願いする、なんてこともあるそうです。
ルンバを導入してどう変わったのか
新保氏は、「ルンバを使用し始めてから、とにかくスタッフの負担が減った」と話します。
さくら湯では、朝早くから1日に何度も行う掃除に対し、ルンバのおかげで人の動く回数が非常に減ったそうです!
ルンバはスマートフォンさえあればアプリ一つで動かせるため、女性スタッフの不在時でも番台からボタンを押すだけ。常連さんにお願いすることなく、女性用の脱衣所を掃除できるようになりました!
また、「銭湯は高齢者が経営しているお店も多く、日々の掃除に苦労している方がたくさんいます。このイベントでは、銭湯の現状を知ってもらう機会にもなって良かったです」と銭湯業界の話にも触れる新保氏。
さくら湯ではすでに、ルンバに愛着を持ってくれている常連さんもいるそうで、ちゃんと掃除ができているかルンバの様子を報告してくれるんだとか。お客さんとのコミュ二ケーション材料としても役に立っていますね!
「冬至」にちなんでルンバゆず湯の披露
大掃除の後は、冬至にちなんで、一足早く”ルンバゆず湯”も披露いただきました。
ルンバのロゴの焼印が押されたゆずを浮かべ、実際にさくら湯に通うお客様や、アイロボットジャパンの社員たちにおふろを堪能していただきました。
浴場にはゆずのいい香りが漂い、湯に浸かるお客様の顔を見ているだけでもリラックスできそうでした!
昔ながらの銭湯を最先端技術が守る
今回のイベントを通して、ロボットの可能性と、銭湯が抱える課題を知ることができました。
さくら湯の「人手不足」という課題の解決に成功したルンバ。おふろ部にとっても、様々なところで起きている入浴の問題と向き合うきっかけになりました。
街から愛される銭湯がこれからもあり続けるため、そして快適なおふろ時間を過ごしていただくため、おふろ部は今後もみなさまに役立つ情報を発信していきます。