ひのき風呂。
誰もが憧れ、入るとたちまち癒される理想のお風呂です。
もし家にひのき風呂があれば?
きっと、外でどんなに嫌なことがあっても
「まあいっか、帰ったらひのき風呂があるし」
と最強のメンタルになれることでしょう。
空き家のDIYリノベを実践している、主に神戸市職員から成る集団「コアクション」が、この度ひのき風呂を神戸・塩屋にあるリノベ中のおうちに設置することになりました。
しかも、直接工場に買い付けに行くというではありませんか!
これはおふろ部員としては聞き捨てなりません。
私もついて行かせてもらうことにしました。
というわけで、今回はひのき風呂買い付けの実録レポをお送りします。
檜創建さんに到着!
やってきたのは、岐阜県中津川市の檜創建株式会社。
写真がどんよりしすぎですが、自動販売機までひのき造り風なのがお分かりいただけるでしょうか。
この木曽地方は深い山谷から成り古くから林業が盛んな地域です。特に木曽の檜は銘木とされ、伊勢神宮にも御神木として奉納されます。弊社はこの豊かな自然の恩恵を受け檜創建と命名、檜風呂を中心に木製風呂を手がけて参りました。
(出典:檜創建㈱カタログ)
私たちが来るということで、休日出勤でお迎えしてくださいましたm(_ _)m
さっそく工場見学をさせてもらいましょう!
これがひのき風呂の工場だ!
中に入るとひのきの良いにおいに包まれます。
四角い形や丸い形など、あちこちで様々なタイプの檜風呂が製作されています。
特注品が多く、一つ一つの工程を手作業でされています。
カンナだけでもこんなにたくさん!
見たことがないような道具も見かけました。
卸している先は、高級ホテルが多そうでしたが、最近はアジアの富裕層からの注文も入るとか。景気が良いですね。
ついに購入
「コアクション」メンバーが購入したのは、こちらのひのき風呂。
お値段が気になるところですが、元々展示品だったこともあり
「FRP素材(浴槽の素材の中で最もポピュラーなもの)とそんなに変わらない」とのこと。
それなら、ひのき風呂という選択肢は案外現実的なのかもしれません。
FRP素材もピンキリだとは思いますが・・・。
カタログを見る限りでは、40万円前後から500万円以上(!)するものまで存在しており、
思っていた以上にひのき風呂の世界が広いことを知りました。
車にお風呂を積むと、なんだかおごそかな空気に包まれます。
↑ドナドナ状態のひのき風呂様
ひのき風呂、本当に置くのか・・・置いちゃうのか・・・!
本当に設置されました
そして数ヵ月後、本当に設置された塩屋のおうちのお風呂がこちら!
圧倒的美しさ!
お風呂場に入った瞬間から、なんだかもう空気が違います。
聖域感。
この記事を書いている時点ではガス工事が終わっておらず、
まだ誰も使ってはいないとのこと。
ひのき風呂が置いてあるのはこのおうちの2階で、1階はなんと素敵なチョコレート屋さんが入っています。
オープン前にチョコレートの味見をさせていただきましたが、美味しいのはもちろん、「チョコってこんな複雑な味するんや!」という衝撃を受けました。ぜひみなさんご自身の舌で味わってみてください。
このおうちのオーナーさんによると、2階部分の活用方法はこれから考えていくとのこと。
ひのき風呂があるおうち、楽しい使い方を思いついた方はこちら(コアクションHP)までご連絡を。
そして、伝統的ながらも、とってもモダンで斬新なプロダクトを作り続けていらっしゃる檜創建さんのHPはこちら。ひのき風呂のイメージが変わると思います。
買い付け&取材をさせていただき、ありがとうございました!