今年のGW、みなさんはいかがお過ごしでしたか?
温泉に行った!という人も多かったのではないでしょうか。
温泉に浸かった後は、シャワーで体を洗い流して・・・
ちょっと待って下さい!!
その習慣、実はすごーく損しているかも?
温泉後のシャワーは損?
温泉に浸かった後、清潔になるためにシャワーを浴びる人は多いと思います。
でも、その習慣は実はとてももったいなかったかもしれないんです。
温泉水は鉱物質を含んでいます。(鉱水)は皮膚の脂肪と鉱物質が結びついて皮膜を作り、これが肌を覆って体温の発散を防ぐので保温効果が得られるのです。上がり湯でこの皮膜を洗い流してしまうと、保温効果がなくなります。
浴中では決して病原菌の皮膚(接触)感染はありません。浴後流す必要は全くありません。足拭きマット、床、桶、腰掛などからの感染の危険はあります。
温泉浴と水道水浴との大きな違いは、温泉浴の保温効果です。
(出典:一般財団法人日本健康開発財団)
温泉の効果は、入っている時に充分味わっていると思っていましたが、
お風呂上がりにも身体に温泉の成分が付いていることで効果が期待できるんですね!
せっかくの温泉、いつものおうち風呂とは違う効果を堪能したいですよね。
それでも、「不特定多数の人が入った温泉のお湯からそのまま上がるのはちょっと…」とも思いますよね?
病原菌の感染をする心配はないとはいえ、気になる方はシャワーではなく温泉成分が含まれた源泉で上がり湯をするようにしてみましょう。
注意が必要な泉質は
言うまでもなく、敏感肌の方などは肌に異常がないかよく確認しながらやるようにしましょう。特に注意が必要な泉質の温泉はどのようなものでしょうか?
かけ湯をして半身浴から始め、湯船を出るときはゆっくりと。上がり湯は必要ありませんが、体にしみるような泉質(含鉄泉、酸性泉、硫黄泉、放射能泉)の場合は上がり湯をしたほうがよいでしょう。
(出典:ソニー生命保険)
◎含鉄泉…温泉が黄色や赤色、赤褐色のもの。有馬温泉の金泉など
◎酸性泉…殺菌効果や肌の新陳代謝が期待できる。草津温泉など
◎硫黄泉…卵が腐ったようなにおいの温泉。箱根・小涌谷温泉など
◎放射能泉…放射能をわずかに含み、ラジウム泉やラドン泉とも呼ばれています。鳥取・三朝温泉など
深い知識で温泉をより効果的に!
いかがでしたか?
私自身、温泉から出た後はなんとなくシャワーを浴びてから出ることが多かったのですが、その分温泉の効能を激減させていたかもしれないと思うと悔しいです。。
遠路はるばる行くことが多い温泉。
せっかくですから、もっと温泉の知識を身につけてより効果的に楽しめるようにしたいですね!