『尼崎ってイメージ悪くない?』
私は大阪市在住ですが、インターンシップで尼崎の会社に通っていました。
みなさん、尼崎と聞いてイメージするのってどんな言葉ですか?
「治安が悪い」「公害の街」(産経ニュース 2014年8月16日)といった事を聞くことがあるかもわかりません。
兵庫県南東部の大阪府境に位置する尼崎市は、JRで大阪駅から2駅と交通の便がよく、約45万人が暮らす街です。
しかし、高度経済成長期に公害問題があった名残からか、ネガティブなイメージを持たれがちです。
実際訪れると決してネガティブなイメージを感じませんけどね。(笑)
尼崎は日本有数の銭湯地
しかし、そんなイメージも吹き飛ぶ、今尼崎でアツいところがあるんです。
それが「銭湯」。文字通りアツい。
いや、ポカポカです。
尼崎は37件もの銭湯が立ち並ぶ、日本有数の銭湯密集地。
街のあちこちに気軽に入れる銭湯があります。
多くの昔ながらのレトロなスタイルの銭湯に、老若男女が集まってきます。
尼崎では町ぐるみで銭湯を盛り上げています。
尼崎にも源泉かけ流しの銭湯がある
『普通の銭湯ばかりじゃないの?』
『大阪の近くで工場・住宅が密集する尼崎に天然温泉なんてないだろう。』そう思っていませんか?
実は、尼崎には源泉かけ流しの銭湯がいくつかあります。
街の中で、大きなおふろで、天然温泉が楽しめる。
これも尼崎の銭湯の魅力です。
先ほどの尼崎温泉郷のひとつ、「蓬莱湯」も源泉かけ流しの銭湯です。
湧き出る湯量も豊富で、神経痛・筋肉痛・冷え性などの様々な効能があります。
実際に天然温泉「蓬莱湯」に行ってみた
1月の風が冷たい夜、私は実際に蓬莱湯さんを利用しました。
阪神尼崎センタープール前駅から歩いて5分。
路地を入ると蓬莱湯さんのあたたかい木の外観が見えてきます。
中にはなんと、床暖房と木の机といった団欒スペースが。
親戚や友達の家のような団欒スペースが「蓬莱湯」の特徴です。
レトロな脱衣所から大浴場に入るとそこには源泉かけ流しのおふろが現れます。
ポカポカしたお湯の見た目は透明ですが入るとすべすべした温泉の感覚です。
湯上り後は団欒スペースで冷たい牛乳やサイダー、ビールなどを飲みながら、地元のあたたかい人たちや銭湯の女将さんとの会話を楽しめます。
こんなひと時を過ごせるのも尼崎の銭湯ならではです。
広々とした空間と温泉のお湯で心も体もポカポカです。
『ちょっと行ってみーひん?』
尼崎にネガティブなイメージがある人も、銭湯のことはご存知でしたか?
あなたの街で失われつつある、団欒を体験できる場所が、尼崎にはまだまだたくさんあります。
ぜひ、いつかコンプリートしてみたいですよね。
あったかいお湯を支えるあったかい人たち。
尼崎は銭湯がたくさんあってポカポカな街なのです。
尼崎の銭湯をあまり知らなかったみなさん、その目で確かめる価値アリです。
私自身もまた他の尼崎の銭湯に行ってみたいです。