はじめまして。ライターのナムル坂46です。アイドルでも、韓国でもなく、スペインのレアル・マドリードの大ファンです。
最近のSNSでは、風呂キャンセル界隈という言葉が流行っているみたいで、入浴へ抵抗する人が増えている印象があります。これから更に、寒くなる季節なので入浴して体を温めていただきたいです!!
中学二年生の夏にサッカーの遠征で、ブラジルに三週間滞在した時に、おふろと私の関わりを感じました。
私は、クラブチームのメンバー四十人で、日系ブラジル人の方が経営しているサンパウロ州の宿舎に、宿泊していました。サンパウロは、日中、日本ほどではないですが暑く、夜から朝にかけて寒くなるので、気温差が大きかったです。
ブラジルの宿舎自体は、綺麗とは言えませんが、当時の私たちには充分な環境で、サッカーグランドをはじめ、プールに卓球台など娯楽を楽しめるスペースがあったので、第一印象は良く、ブラジルでの生活をストレスなく過ごせると期待していました。
はじめに宿舎に到着したときは、深夜になっていたことと日本からの長時間の移動で私たちは、眠気に限界が来ていたので、宿舎の方に簡単な挨拶をして、その日は体を流すことなく眠りにつきました。
翌朝、宿舎の方の案内を受けながらシャワールームに向かうと、予想以上の劣悪なシャワー環境に肩を落としました。床が汚く、シャワーの水圧も弱い、熱さ加減も不十分でありながら、チームメイトの数に対して数が少ないなど海の家にいるかのような感覚で三週間が思いやられました。
その日に浴びたシャワーは、面倒臭いという気持ちが強かったです。日本にいるときは、湯船をためることや入浴が面倒臭いという考えからシャワーに面倒臭いという感情はありませんでした。
しかし、安定しない温度と水圧、サンダルを履きながら浴びるシャワーは、満足いきませんでした。それでも毎日シャワーを浴びていると、五つ使えたシャワーも、故障していき日に日に使えるのが四つ、三つと減っていき、最終日にはぬるい湯を細々と出す一つのみになっていました。
シャワーの数が減れば、約四十人が入っていくのにかなりの時間を要します。日本でサッカーした後は、帰宅後にすぐにお風呂に入るのが気持ち良く、サッカー後の至福の時間としていました。なので、シャワーを浴びるのを待つことと日本とは違うシャワーは苦痛でした。私は普段、お風呂を娯楽として捉えていますが、本来は疲れと汚れを落としてくれる場所です。ブラジルでのシャワーは、サッカーで疲れと汚れでいっぱいの身体をリセットしてくれる場所ではありませんでした。
私は、真夏でもおふろに入って汗を流すのは好きですが、おふろに三週間入らずとも気にならないと舐めていました。しかし、お風呂に入らないと身体の汚れが気になり、常に不快感を抱くことや疲れがとれないことから、体がリラックスされず、疲労が気になって眠りにつきにくかったです。
睡眠不足になってしまった私は、夕食前にも寝ることが増え、遅刻は滅多にしないのですが、夕食時間に寝坊をしてしまいました。お風呂に浸かれないことやシャワーにじっくりと浴びられないことは、体に負担を及ぼすので、ブラジル滞在中の一番のストレスは、おふろに入れないことでした。
日本に帰国後、三十二時間というフライトがあったので、シャワーも浴びていないことで、帰宅後の一番の楽しみはお風呂に入れることでした。家のお風呂に入った時の気持ち良さは、今でも忘れられません。疲れと汚れが吹き飛んでいく感じが気持ち良く、ブラジルでのストレスも流れ落ちていく感覚がありました。お湯に包まれていると、日本に無事帰国できた安堵感もあり、心と体が温まりました。お風呂に入れたことに、喜びを感じたことやお風呂に入れないことに寂しさを感じたので、私はお風呂が好きなのだと自覚しました。日本で生活していると、当たり前にお風呂があり、シャワーに欠陥する点がないので、気づき難いですがお風呂というのは安心と健康を作る基礎になると、三週間を通じて気づくことができました。
日本は銭湯も多く、シャワー環境も整っているので、入浴への満足度は非常に高いと思っています。皆さんも日本の良さを確かめるために、ブラジルでシャワーを浴びてみてはいかがでしょうか?
↓↓↓合わせてこちらの記事もご覧ください↓↓↓