素人温泉物語~東北 乳頭温泉郷 鶴の湯編~
2022-12-28
こんにちは!最近、温泉にハマりつつあるTATSUYA∞です!
皆さんは東北の温泉をどれくらい知っていますか??
僕にとって東北という地はあまり所縁のない地でした。
生まれてから18年間は三重。大学は大阪。
東北はおろか、東日本にはあまり縁がなく、東京ですら数回しか行ったことのないような関西人なのです。
そんな僕ですが、今年の夏休みに家族で東北温泉に行く機会がありました!
今回は沢山入った温泉・銭湯の中でも特に印象に残っている、
秋田県の秘湯、乳頭温泉郷 鶴の湯を紹介します!
※勿論他にも沢山素晴らしい温泉はあります!
この記事は5分で読めます!それでは行ってらっしゃい!
皆さんは、乳頭温泉郷を知っていますか。
もしかしたら知らない、という方も多いのではないでしょうか。
かく言う私も旅行を計画する時までは一切知りませんでした。苦笑
しかし、実はこの乳頭温泉郷、温泉ファンなら誰でも憧れる、日本を代表する「秘湯」と言われています!
写真見て頂ければなぜ「秘湯」と呼ばれているのか、なんとなく想像つくのではないでしょうか!?
この乳頭温泉郷は、秋田県の、“日本で最も水深が深い(423.4m)”コバルトブルーのキレイな田尻湖から、車で山20~30分程度したところに位置しています。
乳頭温泉郷の歴史は長く、その中でも今回私たちが訪れた「鶴の湯」はなんと!
1688年(江戸時代)あたりから湯宿として愛されてきたそうです!!
当時の秋田藩主も浸かりに来るほど…!
しかし、残念ながら私たちが旅行を計画し始めた1か月前の時点でもう満室…。
少し涙しながらの日帰り入浴となりました笑
皆さん、乳頭温泉で宿泊をしたいなら、1か月以上前に予約するように!!!!!
そんな乳頭温泉郷鶴の湯を、温泉素人の私が訪れて感じたこと・特徴を共有していきます!
<特徴1:混浴>
鶴の湯では、屋外が混浴になっていて、「男湯→女湯は不可」「女湯→男湯は可※実際は誰も来ない」というスタイル。
私は、混浴と聞くとてっきり男も女も関係なしに入浴するものだと思っていましたが、そもそも法律で禁止されているそうです。行くまで知りませんでした笑
鶴の湯では、女性は塀すらない男湯の隣を経由して更衣室に行かなければならないため、女性からしたら男の裸体は見放題。
黄色の矢印が通路ですね!男性も女性も基本的にここを通り、「中の湯」で着替えます。
僕は外から見えるということを知らず、夏の昼間に入る温泉の気持ちよさのあまり、淵で顔にタオルを乗せ(日焼け防止)、顔以外の何もかもを晒して寝転んでいました。
最初に通りかかり、指摘してくれた人が母親で良かったな、と今でも思います笑
<特徴2:化粧水みたいな透き通った白い湯>
上手いこと形容出来ずにすみません笑
写真にもある通り、鶴の湯「混浴露天」の大きな特徴として、このような透き通った白い湯が挙げられます。
温泉や銭湯では熱いお湯が苦手な私。
夏に行ったので、勿論「温かいなぁ~」(10分後…「熱いなぁ~」)とは感じましたが、水温自体はそこまで高い訳でもなく、熱くて入れない!ということはなかったです!
また、屋外ということもあり、外気で休憩しながら入浴が楽しめるため、あまり熱さは気になりませんでした!
<特徴3:他にも4か所で入浴を楽しめる>
「鶴の湯」とは、一つの風呂を指すわけではないんです!実は…
こちらを見るとわかる通り、有名な混浴露天に加えて、
混浴露天と同じ場所に存在する打たせ湯、
着替えるエリアに並列している中の湯、
少し離れて美人の湯とも呼ばれ、名前の通り白い湯が湧いている白湯、
そして鶴の湯で一番熱いといわれる黒湯、
があります!!
※実は黒湯、僕が行った日は白い湯でした!笑
日によって湯の色が変わるらしく、天候が悪い日には名前の通り、「黒」湯になるそうです!
私はすべてに浸かってきたのですが、特に混浴露天と、室内の白湯は格別でしたね!!!
白湯は小さい風呂で、数人しか入れない場所であったため、15分程度しか浸かっていませんが、「白湯」という名前の通り、透き通ったきれいな白色の湯は、とても心が癒される湯でした~!
また、風呂場でお喋りした地元のおっちゃん曰く、「ここの湯は凄い!肌がきれいになる!」と豪語しておりましたね!
私は素人でそこまで感覚が磨かれているわけではないのであまり体感出来ませんでしたが、匂い等も全くきつくなく、とても穏やかに過ごせました~~!
<特徴4:アブが超うざい>
私はちゃんと嫌だった点も紹介します!笑
何よりも私が嫌だなぁ…と思った点は露天風呂のアブがうざい、超うざい。ということ。
もしかしたら「おふろ部」というメディアには適切ではないワードかもしれませんがご容赦下さい。アブが本当にうざかったです。
屋外でかつ、横には森林や川ということもあり、混浴露天ではアブがとんでもない数飛んでいました!
施設側のご厚意でアブ取りが何個かあったのですが、おじさま方が皆アブを叩いては浸かって、またアブにイラっとしては手に取り叩いて…という光景が延々と続いていました。笑
文面で見ると少しクスッとなりますが、本当に皆イライラしていたはずです笑
<特徴5:経路が険しい>
鶴の湯に辿り着くには、山中の細い砂利道をしばらく車で走る必要があります!
ライターの私は免許も持っていないので、呑気に助手席に座っておりましたが、運転していた母は、鶴の湯につくころには集中力も限界を迎え、疲れ切っていましたね笑
バスも出ているそうなので、運転に自信がない方は調べてみてください🔎
<特徴6:回線はつながらない可能性大>
2022年夏段階ではありますが、回線はつながりません。ご注意を。
デジタルデトックスも兼ねて行ってみるというのも良いかもですね♪
(楽天Mobile、Y! mobileは少なくとも不可)
結論、乳頭温泉郷・鶴の湯、最高!!
行ってみると、なぜ秘湯と呼ばれ、なぜ秘湯の中でも日本中の温泉マニアに愛されているのか理解出来るはず!
東北への旅行は多くの方にとってハードルを感じるかもしれませんが、とても魅力的な地でした!
私は東北には計1週間とそこそこ長い滞在でしたが、まだまだ体験出来ていない魅力がたくさんあるなと感じています…。
それくらいどこもが自然に囲まれていて、魅力ばかりの土地!
通信回線だけ強いキャリアで契約して…東北へ行ってらっしゃい!!!!
TATSUYA∞
週一は友達と近場の銭湯を探索。気さくに話しかけてくれる番頭さん、常連の方々のゆるい雰囲気、壁画、あの古い和式トイレ…銭湯に魅了された一端の大学生が、おふろの魅力を全力でお伝えします!