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おふろ×リラックス

おふろの温かさに触れた、涙の思い出話

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2022-10-28

はじめまして!

美肌をつくるためにいつも湯船に最低10分入っている“うる”です。

これからどうぞよろしくお願いします!

 

おふろは疲れた体を癒したり、ストレスを解消したりと私たちにさまざまな良い影響を与えてくれますよね。

ときたまおふろに入りながら嬉しかったことを噛み締めたり、悔しかったことや悲しかったことを涙を流しながら振り返ったり…

おふろは日常的なものでありますが、非日常な出来事や体験を共有し、共感してくれるような温かさももっていると思います。

 

 

今回は、その“温かさ“に関する私のエピソードを少しでありますがお話しします。

 

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10年前の夏、私たちに新しい家族が増えた。

ミシシッピアカミミガメ、ミドリガメの女の子である。

かめこ 亀

(実際の写真です)

 

ミドリガメは幼体の時期では性別がはっきりせず、少し大きくなってから尻尾で確認することができる。

そのため、現段階では性別は分からないが、名前を付けたかったため、とりあえずオスであると仮定し、“かめすけ”と名付けた。

 

 

 

しかし、何度かめすけと呼んでも一向に反応するそぶりを見せない。

 

当時の私は、「カメだし、新しい環境でまだ困惑しているから反応しないのだろう」と思っていた。

しかし、ある日母親が突然「かめこ!」とかめすけに向かって呼び出した。

私は、「何を言っているのだろう」と母親を呆れた目で見ていたが、不思議なことにかめすけはその呼びかけに反応し、母親のもとに寄ったのだ。

かめこ

私もその後、「かめこ!」と呼んでみたところ、なんと私の元にも近づいて、手足をバタつかせて反応した。

 

その日から、かめすけ“かめこ”へと名を変えた。

 

少し大きくなり、改めて性別を確認したところ、尻尾が短く細かったことから女の子であることが分かった。

その時私は、「この子はきちんと自分の意思で反応できる賢い子」だと認識するようになった。

それからも、家族とご飯を食べている時に「私のご飯はまだか!」と言わんばかりに手足をバタつかせてご飯を要求してきたり、外や家の中で散歩させている時に「かめこ!」と呼ぶと、いくら遠くても一生懸命短い手足を動かして寄ってきてくれたりととても賢くて可愛いと家族皆に愛されていた。

 

 

 

 

…そんな子がある日、

突然様子がおかしくなり、動きが鈍くなってぐったりとしていた。

母親が急いで病院へ連れて行ったところ、口に病気を患っていたことが分かった。

その後、ワクチンを打ったりビタミン剤を飲ませたりと出来る限りのことはしたが、一向に体調が良くならない。

私は、それでもきっと少しずつ良くなると思い、“死ぬ”なんていうことは全く考えていなかった。

それも、ミドリガメの平均寿命は約30年と言われており、かめこは当時7歳だったため、私はいわゆる“子どもの風邪”程度に考えていたのかもしれない。

しかし、かめこの容体は回復するどころか重症化し、食事もほとんど手を付けず眠っている時間が増えた。

 

 

私はそれでも諦めていなかったが、ある日突然かめこが

「バシャバシャ!!」

と激しい音をたてた。

 

何事かと思い見に行ったところ、なんとかめこが溺れていたのである。

カメが溺れるなんて想像もしていなかったため、私も家族もすごく驚いた。

すぐに救出したが、いつもよりぐったりとした様子を見せ、呼吸も浅くなっていた。

 

 

 

私は何度も話しかけたが、かすかな反応を見せたあと、とうとう息を引き取った。

その時のかめこは優しく微笑んでいるように見えた。

 

その日の夜、私はシャワーを浴びている時に今までのかめことの思い出が脳内に再生された。

シャワー 男性

楽しかったことや嬉しかったことを1つ1つ思い出しているうちに、気づいたら私の感情は爆発していた。

水の流れる音がより一層悲しさを感じさせ、水の流れに便乗するようにを流した。

 

 

 

この時の水の音とおふろの温かく包み込んでくれるような空間は、悲しみに浸っている私を優しく慰めてくれるような温かさがあった。

その温かさを私は決して忘れない。

 

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おふろは体だけでなく心も癒してくれるところが良いところであると思います。

皆さんも、ぜひおふろに入りながらその日の出来事やその時の感情などを共有してみてください。

きっと、あなたを温かく優しく包み込んでくれますよ。

 

 

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うる

美肌をつくるためにいつも湯船に最低10分入っています。 でも、もともと長風呂が苦手なので10分経ったらすぐに上がります笑 長風呂は苦手ですが、たまに行く温泉は特別な感じがするので長時間入っています♨

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