おふろ部

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皆さん紅茶はお好きでしょうか? 私はコーヒーを飲むとお腹が崩れてしまうことが多いため、リラックスしたい時などは紅茶をよく飲みます。先日、いんたーねっとで紅茶についていろいろ調べていると、「紅茶風呂」なる概念があることを発見。さっそく私も試してみることにしました。

 

紅茶風呂のやり方は簡単で、ティーバッグをそのままお風呂の中に入れればいいようです。でも、普通にティーバッグをお風呂に投げ込むのって、なんだか寂しくないですか? もっとエンターテイメントな感じに、楽しくやりたいですよね。

 

紅茶 × エンターテイメント……

それはもう、

 

 

 

 

 

出典:Wikimedia Commons

 

ボストン茶会事件しかないですよね。

ボストン茶会事件

1773年4月、イギリス本国議会が茶法(茶条令)を制定し、イギリス東インド会社に茶の専売権を与えたことにたいして、アメリカ植民地側は強く反発した。
植民地側では茶法の制定に反対し、そのうちのボストンの急進グループは、同1773年12月、インディアンのモホーク族に変装し、ボストン港に入港していた東インド会社の船に侵入して、茶箱342箱(価格1万8千ポンド)を海中に投棄し、夜陰に乗じて逃げた。イギリス当局は犯人を捕らえようとしたが、植民地人は「ボストンで茶会(ティーパーティー)を開いただけだ」と冗談を言ってごまかし、真犯人は検挙できなかった。

出典:世界史の窓

というわけで、小さな船を用意し、そこに市民と紅茶のティーバッグを乗せて、自宅浴槽でボストン茶会事件を再現したうえで紅茶風呂を楽しみたいと思います。GO!

 

それではまず、船の準備から……

 

 

 

舟皿

じゃん!

 

……なにぃ? こいつは刺身を乗せる船だってぇ? てやんでえ! 重厚感があって立派な船でえ!!

 

 

船にリプトンのティーバッグを積み、市民たちを配置させます。

ティーバッグ盛り船
完成!!

さあ、いざ我が家のユニットバスに向けて出港!

 

 

 

 

お風呂場に到着し、電気をつけます。 パチっ

 

真っ赤な風呂場

 

赤っ!!??

 

なんだこれ!と思いましたが、そうでした。前回の記事で、電球をカラフルなものに取り換えていたのでした。このままだと紅茶の色が出ているかわからないため、通常の色の電気に取り換えたいと思います。

 

が、フツーの電球では面白くないので、アイリスオーヤマ DF11L-G-4Sに付け替えたいと思います。

電球スピーカー

こちら、Bluthoothスピーカーが一体となったスグレモノ。というわけで、ボストン茶会事件に合うBGMを流したいと思います。

 

流す曲はもちろん、ボストンの1976年のアルバム「Boston」より、代表曲「More than a feeling」です。どうぞ。

 

 

~♪ アイムルックドアウトディスモーニングアンドサンワズゴーン♪

 

……「More than a feeling」に関してですが、個人的にNav Katzeによる1993年のアルバム「うわのそら」に収録されているカバーがとても好きです。また、こちらを更にリミックスしたものを含んだ95年のアルバム「Never mind the distortion」がこれまた大変な名盤なのですが、このお話はまた別の機会にしていきたいと思います。

 

 

 

 

入水式

さて、話がそれてしまいましたが、いよいよ船をお湯に浮かべていきたいと思います。

 

いくぜ……!!!

 

 

 

 

沈没

 

 

 

 

………… 沈没してんじゃねーか!!!!

 

(はい。器の重厚感で予想はしていました)

タイタニックになってしまったので、BGMもセリーヌ・ディオンに変更。

 

 

さて、ボストン港から北大西洋沖に移りましたが、沈んだティーバッグを見ると、お出汁がじゃんじゃか出ているのが確認できます! おお~!

出汁

 

 

お湯をかきまぜたり、ティーバッグをモミモミしたりすると、完全な紅茶の色に。すごい!

紅茶風呂

 

 

というわけでようやく入浴です。

完成

 

 

 

 

【感想】

 

うわ~ 紅茶に浸かってる~~ ……けど体感としては意外と普通のお風呂!

揺らすと紅茶の匂いはしますが、思ってたよりは薄い香りです。特別に体があったまるといった感覚も特にありません。

 

紅茶風呂に何か効能があるかという点に関してですが、ネット上ではタンニンによって汗のにおいの対策になるなどの情報が書かれていますが、実験を伴った明確なエビデンスを示すものは見つからなかったので、あくまで何か特別なことがあったらいいな〜、程度に思っておくのがいいかもしれません。

 

 

 

紅茶風呂において、重要なのは、何よりも紅茶の中に入っているという事実でしょう。まるでティーカップに浸かっているような思いさせてくれ、それはまさにMore than a feeling(感覚以上のもの)なのです。

 

 

fin

 

 

 

 

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ダイラタンシー

深夜のビジネスホテルの大浴場が好きです。

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