10月になり、すっかり日が落ちる時間帯も早くなり、夜風がちょっと身に染みるそんな季節になってまいりました。
大学や仕事でいうと下半期が始まり、
ハロウィンのCMや年賀状の広告などを見ると…
年末もあっという間にやってくるのでしょうか。
夜風が冷たく感じてくると、いよいよシャワーだけでは済まされず、湯船につかりたくなってきますよね。
湯船につかる季節といえば、季節湯という言葉をご存じでしょうか。
簡単にご説明しますと…
その季節(旬)の植物を湯船に入れて季節を感じようというものです。
日本には昔から季節の食物や植物を湯船に入れて、香りを楽しみながら体を温める季節湯という入浴方法があり、端午の節句には菖蒲湯や冬至にはゆず湯以外にも毎月、12ヶ月それぞれの季節湯があります。
ゆず湯については、冬至の日に入れば1年風邪を引かなくなるという願掛けがあるということで、12月にはゆず湯、という認識は持たれている方もいるかもしれません。
「湯治(冬至)で融通(ゆず)よく」といった語呂合わせもあるくらいです。
では他の月の季節湯は何か、ご存じですか?
1月 松湯=疲労感を軽くし、神を待つ木(松)で1年の無事を祈る
2月 大根湯=風邪に負けず、厳しい寒さをのりきる
3月 蓬湯=冬に溜まった疲れを取り邪気を祓う
4月 桜湯=湿疹や腫れ物をきれいにして薄着にそなえる
5月 菖蒲湯=不浄を払い、邪気を遠ざけ勝負に勝つ(5月5日端午の節句)
6月 どくだみ湯=薬湯であせもや水虫を改善する
7月 桃湯=日焼けした肌をケアして暑気払い
8月 ミント湯=夏冷えを解消し、お風呂あがりをさらさらにする
9月 菊湯=夏の疲れをほぐし、厄を払い長寿を得る
11月 蜜柑湯=湯冷めせず、美肌もつくる
12月 ゆず湯=カラダを芯から温め冷え症を改善
10月は、ずばり生姜湯です!
“生姜”というワードを聞きますと、「あったまりそう」「風邪に効きそう」などと連想される方も多いのではないでしょうか。
ということで、実際にリポートしようと思い、早速購入してみました。
・・・
・・・あ。
これしょうが湯って表記されているけど、お湯に溶かして飲むやつやん!
よく見たら湯のみ描いてますやん!
こっちでしたね。
あ!
ダブル生姜湯で体の外と中からダブルでポカポカになるのでは…
そこで試してみました。
しょうが湯飲んで、生姜湯に浸かろう。
(以下、飲料水:しょうが湯、お風呂:生姜湯とします)
では早速実践です。
しょうが湯飲みやすくて美味しい。染みる~
さて、入浴します。
率直な感想ですが、生姜湯に入って…生姜の香りがして落ち着きましたが、
それ以外は普通のお風呂と変わらず、湯上がりはあったまったなぁという感じでした。
ところが、お風呂から上がって数分後、汗が…止まりません。
これが生姜パワーの相乗効果でしょうか。
長時間にわたって体がポカポカになったので、次回は寝る直前よりもう少し間隔をあけて実践してみようと思います。
夜風で冷えた体には十分効果があるとおもいます。
ここで生姜パワーについて 紹介いたしますと、
私たちの体を温めてくれるショウガのパワーの秘密は、辛味成分「ジンゲロール」と「ショウガオール」にあります。「ジンゲロール」は生のショウガに多く含まれている成分で、これを加熱すると「ショウガオール」に変化します。
ジンゲロールは生のショウガに多く含まれており、強い殺菌力があります。例えば、カツオの叩きには薬味としてショウガをよく使います。これは生臭さを消すだけではなく、ジンゲロールの強い殺菌力により食中毒の予防効果が期待できるためです。かぜやインフルエンザの感染症についても、ジンゲロールは体内に入ってきた細菌やウイルスを退治します。さらにジンゲロールには解熱作用や鎮痛作用、抗炎症作用など、感染症のさまざまな症状に効果があるとされています。
ショウガオールも、冷えによって滞りがちになった血液の流れをよくして、体のすみずみまで血液を行き渡らせ、ポカポカと温めるとされています。さらに血行を促すことによる鎮痛作用も注目されており、かぜを引いた時に起こる節々の痛みや、冷えからくる関節炎などにも効果があるようです。
効果としては、
消化促進、体を温める、血流促進、殺菌作用、代謝促進
があるということですね。
これから冬にかけて気温はますます下がっていき、体調を崩しやすくなるかと思います。
そんな時、お風呂の時間の風邪予防として、生姜湯に入って(しょうが湯を飲んで)みてはどうでしょうか。
また、季節を感じる「季節湯」という入浴法も一度試してみてはいかがでしょうか。
ウマヅラ
3度のメシよりプリン好き、どーもウマヅラです。1年間でウエスト3cm増のため、趣味のゴルフで汗を流しています。そんな汗をかいた後は・・・やはりビールですよね(いやいや、風呂入らんのかいっ!)よろしくお願いします。