薪窯(まきがま)

おふろ×アイデア

【独占情報!】誰も知らない銭湯の舞台裏を店主に聞いてみた!

2017-05-29

みなさん、銭湯の舞台裏に行ったことがありますか?

「銭湯のお湯ってあんなに大量にあるのに、どうやって温めているのだろう。」そう思ったことがある人もいると思います。

今回、私が銭湯の裏側を取材してきましたので、本邦初公開いたします。

裏側ってどうなってるの?

今回やって来たのは尼崎にある源泉かけ流しの銭湯。
無理言って舞台裏をのぞかせていただきました。
まず、案内されたのはこちら。

この銭湯の心臓部と言ってもよいあらゆる機械のスイッチが並んでいます。
長年勤めている方にしか、これらの操作はできないそうです。

湯を沸かすほどの熱い窯

次に見たものは私が最も気になっていたこちら。

この大きな鉄の塊。実は銭湯があたたかいお湯を提供するために欠かせないものなのです。
その正体は、薪窯(まきがま)です。

このように薪がメラメラと燃えてお湯を温めています。
私も薪入れを体験しましたが、近づくのがつらいほど熱かったです。
銭湯の大将は開店の何時間も前から準備に取り掛かり、たくさんの薪を燃やします。
そして、営業中は絶対に火災が起こらないよう薪窯に気を配りながら、30分に1回ほど薪を投入します。

薪入れに関しては、開店前の方が忙しいそうで、1日に軽トラック半分もの薪を消費します。
毎日何度も行われる薪入れの作業、薪窯は熱いため大変な仕事です。

減りつつある、薪で沸かす銭湯

店主曰く、薪窯ではなく、ガス窯など新しい設備を使用した銭湯が増えてきているそうです。
薪窯を使い続けることはかなり大変なことなのです。

銭湯の舞台裏、みなさんの想像通りでしたか?

私はもう薪でお湯を沸かしている銭湯はないと思っていたので、まず薪窯を使用し続けていることに驚きました。
今回取材した銭湯の方の話では、お湯を沸かす機械が壊れると、修理の費用が出せないために、そのまま廃業する銭湯が後を絶たないということです。
昔ながらの薪で温められたおふろに、これからも何度も入っていきたいです。
ということで、取材終了後、実際にこの銭湯に入浴させていただきました。(笑)

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のぶゆ

ニュージーランドおふろ研究留学から帰ってきた、のぶゆです。留学中はシャワーボックスしか使えない生活を経験し、浴槽のありがたさを実感しました。私がおふろの概念を変えていきます!

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