こんにちは。ウマヅラです。
日中は暖かくなってきまして半袖混じりの模様替えの季節ですが、たまーに夜は冷えますね。
やはりこの時期でもまだまだ湯船は欠かせません。
ある日の冷えた夜、湯船に浸かっていると、ウマヅラ牧場の仔馬が突然こう言いました。
お風呂のお湯は水道の匂いせえへんなぁ。何でなん?
いやはや、意外なところに気づくものです。
でもこの質問って答えにくいもので…
そもそも水道に付いている臭いの正体…
臭いと水温の関係…
皆さんはこの問いを分かりやすく相手に説明できますか?
今回はこのあたりについて共有できたらと思います。
■水道の臭い
水道の臭いといえば「カルキ臭」というワードが思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。
この臭いは何故発生しているのか…
それは、法令により塩素消毒が義務付けられているからです。
この塩素消毒に使われている薬品は「次亜塩素酸ナトリウム」が主流となっています。
では、そもそも水道水に塩素が入っているのは何故でしょうか。
簡単に言いますと、病原微生物による水道水の汚染を防ぐためです。
水道が普及していった時代にさかのぼりますと、水道水が原因となった感染症の流行が度々起きていました。
そこで、先ほどの塩素消毒剤を投入するなどして、水道水の安全を担保しているわけです。
もちろん、原水を水道水に作り替える、いわゆる浄水技術も進歩していますから、水の品質はより向上しているといえるでしょう。
今では、水道水に必ず一定量以上の塩素が含まれていることが法的に定められています。
一定量以上といいましても、飲料水として利用し続けても人体に害を及ぼさない程度の量とされていますので、どうぞご安心を。
…人体に害を及ぼさないって?
世界保健機関(WHO)の塩素濃度ガイドラインでは、体重60kgの人が1日に2リットルを生涯にわたって毎日飲み続けても健康に影響が生じない濃度が定められています。
引用:千葉県HP
それが、「5mg/l以下」です。
上記の数字は世界基準で、日本国内ではさらに安全側の数値である「1mg/l以下」と定められています。
もちろん、最低濃度も定められており、「0.1mg/l以上」となっています。
まとめると、
「カルキ臭」=「安全の印」ですね。
■臭いと水温の関係
安全の印であるカルキ臭ですが、煮沸すると、塩素は除去されてしまいます。
お風呂の給湯は各ご家庭でそれぞれですが、例えば貯湯タンクがあるご家庭だと、一定量のお湯が貯まっているし、お湯にしている時間が長いため塩素が抜けています。
逆に、即湯式で作られたお湯は塩素が抜ける前に出てくるため、浴槽のフタを取ったときにフワっと臭いがしてくるわけですね。
いかがでしたでしょうか。
ウマヅラは仔馬にこのように返答しました。
「水道の臭いはバイ菌をやっつけてくれる証拠。だから臭いのしなくなったお風呂のお湯とかは飲んじゃダメやで。」
…調べてから返答の内容をみると答えになっているかどうかは微妙なところです。。。
皆さんなら最初の問いにどう答えますでしょうか。
ウマヅラ
3度のメシよりプリン好き、どーもウマヅラです。1年間でウエスト3cm増のため、趣味のゴルフで汗を流しています。そんな汗をかいた後は・・・やはりビールですよね(いやいや、風呂入らんのかいっ!)よろしくお願いします。