はじめまして、こんにちは!midori(ミドリ) と申します!
お湯に浸かり、ゆったりする時間が至福です。
お風呂の文化のある日本に生まれてよかった…(笑)
お風呂をもっと好きになってもらえるような記事を書いていきたいと思っています!
これからよろしくお願いします♨
さてさて、本題に入ります!
皆さん、銭湯に訪れたことはありますか?
私は小さいころに数回訪れたことがあります。
先日、かつては銭湯として使われていた建築を見る機会があり、
見学していると、立派な富士山が壁に描かれていました。
その時、「どうして銭湯には、富士山が描かれているのだろう?」と不思議に思いました。
一家に一つはお風呂が備わっているこの時代。
銭湯をあまり利用しない人でも、「銭湯=富士山」を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか?
そこで、今回はどのような理由があって富士山が描かれるようになったのか?!
その謎に迫りたいと思います!!!
いつ頃から富士山は描かれるようになったの?
東京の銭湯「キカイ湯」のペンキ絵が発祥
「銭湯に初めて富士山が描かれたのは大正元年(1912年)です。東京都千代田区猿楽町にあった銭湯『キカイ湯』の経営者が施設を増築する際、「子どもたちに喜んで湯船に入ってほしい」と浴室の壁にペンキで絵を描くことを発案したそうです。そして、川越広四郎という絵師が、故郷の富士山を描いたのがはじまりだといわれています」(日本銭湯文化協会)
出典:ライブドアニュース
私たちのおじいちゃんやおばあちゃんの世代よりも
前の世代の方々の頃から、富士山は描かれていたのですね~
のれんをくぐり、脱衣所をぬけて、浴室に入ると見える壁絵の富士山は、
もしかすると、私たちよりも齢が先輩さんかもしれませんね。
※ちなみに、「キカイ湯」は1971年に廃業しており、
現在はその跡地に「富士山の背景画の発祥地」であることを示すプレートが残されているそうです。
富士山がたくさんの銭湯に描かれる理由
「富士山は日本を象徴する山で、また信仰の対象でもありました。造形も美しく、末広がりでとても縁起がいいです。このことが評判となり、周囲の銭湯が真似をしだし急速に広がりました。富士山の壁絵が東京周辺に多いのはこういった理由からです。特に富士山が見える地域の銭湯ほど富士山が描かれる傾向が強く、関東から離れたそれ以外の地域ではあまり見られません」(日本銭湯文化協会)
出典:ライブドアニュース
縁起の良いものとして富士山はよく挙げられますよね!
富士山が描かれる理由は納得です…が
「関東から離れたそれ以外の地域ではあまり見られません」とのこと…
な、なんだって~!??
筆者である私も「銭湯=富士山」を思い浮かべていたのですが、
関西に住んでいる私が訪れたことのある銭湯を振り返ってみると…
「あれ?私が行ったことのある銭湯で富士山って見たことないな…」
!!!
ハッと驚きました(笑)
実は関東と関西には銭湯の違いがあったのです!
関東と関西では壁絵が違う!??
「関東では職人が描くペンキ絵が主流ですが、関西ではタイル絵が中心です。また、地方では銭湯の壁絵といえば富士山というような定番の絵もありません」(日本銭湯文化協会)
出典:ライブドアニュース
タイル絵は建て替えなどで撤去しない限り半永久的な壁画。
つまり、長持ちするので、関東以外の地域に広く使用されているそうです。
関東と関西とでは、銭湯の湯船の位置も異なるそう。それぞれ湯船が、関東の銭湯では浴場の奥に、関西では浴場の中央にあるのだといいます。「肉体労働者が多かった関東では、体についた汗や泥を洗い流してから湯船につかるので奥に、一方、商人が多かった関西では、体を温めてから体を洗うので湯船を中央に据えたという説が有力のように思われる」
確かに!近所にあった銭湯は、浴槽が真ん中にありました…!
どうやら浴槽の位置の違いが原因で、壁絵にも違いが生じたようです。
関東と関西は、エスカレーターの左右どちらに立つのかといった事柄のように、東西によって根付いている文化は異なっています。
まさか銭湯でも異なった文化があるとは思いませんでした!
皆さんいかがでしたでしょうか?
富士山の描かれる理由は、「子供たちに喜んで湯船に入ってほしい」というあたたかい気持ちを根源に、
縁起の良いものとして周囲の銭湯が真似を始めたからだったのです。
この記事を機に、銭湯に足を運んでみてはいかがですか?
壁絵を観てお風呂に浸かり、癒されましょう♪