お久しぶりでございます。よっしです。
年が明けてからずっと寒い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?
大阪でも「寒すぎ!」と感じるのに、北陸地方の人たちはどのようにして生活しているのでしょうか。。。
私よっしは、現在は大阪に住んでいますが、幼稚園の頃は新潟県の上越市というところに住んでおり、そこは豪雪極寒で有名な地でもあります。
上越に住んだことがあるくせに、いきなり「寒すぎ!」とぼやくとは何事か!と思う方も中にはいらっしゃるかと思いますが、その通りです。。。どこにいても寒がりです。。。
そんな寒がりなよっしは、体を温める、すなわち温泉が大好きなのです。特に、毎年冬には必ずと言っていいほど有名な温泉地に足を運んでいます。今年はまだなのですが。
しかし、温泉や銭湯の入り口付近にほぼ100%立ちはだかるあるモノに、ずっと疑問を抱いています。
その正体を明かしたのちに、みなさんとそのモノについて解明していきたいと思います。
出現率ほぼ100%の正体とは?
すでにピンときている方もいるかと思いますが、その正体は、
「暖簾(のれん)」です。
たしかに、温泉や銭湯の男湯、女湯のそれぞれの入り口にほぼ100%立ちはだかっていますよね?
私よっしは、なぜ男湯、女湯の入り口に暖簾が使われているのか?という素朴な疑問をずっと抱いていました。
扉だけでいいのでは?
なぜ暖簾?
長年の疑問をこの場をお借りしてこれから解明していきたいと思います。
暖簾の役割とは?
①誘導
男湯や女湯の入り口に設置されている暖簾は「湯暖簾(湯のれん)」と呼ばれており、昔から日本の温泉、銭湯のトレードマークとして親しみのあるものとして使用されてきました。
昔からあるものなので、温泉や銭湯に足を運んだお客さんに、視覚的に入り口を誘導することはもちろんのこと、色や文字を変えることで、男湯と女湯の区別がしっかりとつくように工夫されています。
②プライベート空間の確保
「裸の付き合いの場」ともしばしば呼ばれる浴室では、誰しもが外からの目線を遮断したくなるのは当然のことではないでしょうか?
湯暖簾は、透けない生地のものや厚みのある生地にして設置することが可能なほか、扉の開けっ放しによるプライベート空間の崩壊を防ぐことが可能となります。
また近年では、防災加工された湯暖簾も登場しており、脱衣所の暖房機器等から火が燃え移る、といったことも防ぐことが可能です。
③雰囲気の演出
温泉や銭湯、というと、お湯に浸かったり、サウナで汗をながす、という意味で「熱がこもる空間」でもあります。
そのため、風があたったり、人が通った後に暖簾がなびく様子で涼しさを演出する効果も、湯暖簾にはあるとされています。
また、湯暖簾を少し透ける生地のものにすることで、透明感かつ清涼感を演出しているとも言われています。
湯暖簾が入浴後の爽快感をも与えてくれているということでしょう。
いかがだったでしょうか?
皆さんはあまり気にせずに湯暖簾をくぐっていたかもしれませんが、その湯暖簾にも設置する意味があるそうです。
温泉や銭湯にいったあとに感じるすがすがしさは、お湯の効能や入浴後の一杯だけでなく、無意識に湯暖簾からも感じているのかもしれませんね。
入浴だけでなく、湯暖簾をくぐる瞬間もぜひ堪能してみてはいかがでしょうか!
(参考)