皆さんこんにちは、なすびです 😀
突然ですが、皆さん「レジオネラ症」について聞いたことはありますか?
レジオネラ症とは「レジオネラ属菌」という細菌による感染症です。
レジオネラ症は、レジオネラ属菌という細菌が原因で起こる感染症です。これまで、入浴施設で感染した例がたびたび報告されており、中には死亡例もあります。
出典:千葉ホームページ
死亡例もあるということでなかなか軽視しきれない症状ですね…
症状には2種類あり、「レジオネラ肺炎」と「ポンティアック熱」と呼ばれています。
ポンティアック熱は発熱や頭痛、筋肉痛などの症状で、一般的に軽症ですが、問題になるのは「レジオネラ肺炎」です。高熱や呼吸困難、吐き気、意識障害などが出て、急激に重症になり死亡することもあります。
幼児や高齢者、他の病気にかかっているなど、抵抗力の弱い人は感染しやすいので注意が必要です。
出典:千葉県ホームページ
一般の方にはそれ程感染の恐れは低いようですが、抵抗力が弱い方は気を付けなければならないようです。
レジオネラ属菌
ではなぜ突然「レジオネラ症」についてご説明したかといいますと、そうです。この症状の病原菌であるレジオネラ属菌は冷却塔や貯湯槽などが衛生的に管理をされていない時に繁殖しやすいそうなのです!!!
自然界では、レジオネラ属菌だけが多量に増えるということはないのですが、人工的な環境–循環式浴槽や建物に設置されている冷却塔、加湿器、貯湯槽が衛生的な維持管理をされていない時などに、こういった設備の中でレジオネラ属菌は繁殖します。こ
出典:千葉県ホームページ
ではなぜ冷却塔水、循環式浴槽水などで繁殖しやすいのでしょうか?
冷却塔水、循環式浴槽水など水温20℃以上の人工環境水では、細菌を餌とするアメーバが多数生息しています。レジオネラ属菌は特定の種類のアメーバに寄生し、その細胞内で増殖します。(中略)この水–レジオネラ属菌が含まれた水が、細かい水滴(エアロゾルと言います)となって空気中を舞った時、これを吸い込んで感染します。
出典:千葉県ホームページ
なるほど、レジオネラ属菌が含まれている水を吸い込んで感染してしまうのですね!
レジオネラ発症を防ぐには
では、レジオネラ発症を防ぐにはどのような対策が必要なのでしょうか?
つまり、このバイオフィルムを発生させないこと。レジオネラ属菌の栄養源を絶って、増殖させないこと。それから、レジオネラ属菌が繁殖している可能性がある水の細かい水滴を人に吸い込ませないこと。この3つが、レジオネラ症を発生させない大原則になります。
出典:千葉県ホームページ
調べてみると、衛生管理がなされていないヌメリに微生物がよって増殖してしまうので、しっかりとした衛生管理が必要みたいですね!
では、温泉などといった入浴施設ではレジオネラ症を発症させないためにどのような取り組みが行われているのでしょう?気になったので調べてみました!
(1)循環ろ過装置は、1時間当たりで、浴槽の容量以上のろ過能力を有すること。
(2)循環ろ過装置を使用する場合は、ろ材の種類を問わず、ろ過装置自体がレジオネラ属菌の供給源とならないよう、消毒を1週間に1回以上実施すること。
(3)浴槽水の消毒に用いる塩素系薬剤は、浴槽水中の遊離残留塩素濃度を1日2時間以上0.2~0.4mg/Lに保つことが望ましいこと。
(4)温泉の泉質等のため塩素消毒ができない場合は、オゾン殺菌または紫外線殺菌により消毒を行うこと。この場合、温泉の泉質等に影響を与えない範囲で、塩素消毒を併用することが望ましいこと。
(5)連日使用型循環式浴槽では、1週間に1回以上定期的に完全換水し、浴槽を消毒・清掃すること。
(6)管理記録を3年以上保存すること。
少し複雑で難しいのですが、このようなさまざま管理がなされているようです!
また、個人宅ではお風呂の使用人数や、お風呂の節約などさまざまな理由で二日目に追い焚きをして入浴を行う方も多いと思いますが、一晩放置した浴槽の中で菌はどんどん繁殖するというデーターもあるそうなので、菌が繁殖しやすい梅雨や夏場は少し控えた方がよいかもしれません。
そして、個人宅に出張して、追い焚き配管や循環金具を洗浄してくださる専門の業者さんもいらっしゃるようなので、ぜひ調べてみてください!
追い焚きと水の入れ替えについて「【節約面・衛生面を比較】お風呂、入れ替え派VS追い焚き派」という記事もありますので、ぜひ読んでみてくださいね!
なすび
お風呂が大好きな女子大生。 ぼーっと湯船の中でリラックスするのが自分にとって1番の至福の時間です♪ お風呂好きさんが1人でも多く増えてくれるように、魅力的な情報をどんどん発信していきたいです!