おふろ部

静岡県三島市在住の私にとって、「山」といえば「富士山」。

晴れている日には、職場の渡り廊下の窓からも見えたりもしますが、

ちょっと元気のないときなどは、心に清々しい風を送ってくれる、貴重な存在です。

 

富士山が見えない地域にお住まいの皆さんは、富士山に対して、どのようなイメージをお持ちでしょうか?

 

私は、離島が好きなので、各地に足を運ぶのですが、現地のお年寄りに話しかけられて「静岡から来た」と言うと、だいたい、富士山の話になります。

 

そんなときは、私のほうから、「日本の象徴的な存在ですよね」とか「世界遺産になりましたね」などと、さらに話題をふってみるのですが、いまいちピンときていない感じの時もありますね。

 

そんな富士山ですが、“おふろ”というキーワードで考えてみただけでも、私の生活のなかに、その面影が、いろいろな形で溶け込んでいます。

 

2019年9月初旬の富士山

 

たとえば、好きな色が「青」なのはなんでかしら・・・と考えたとき、

 

澄んだ空に映える富士山のイメージが「青」だから、

 

というのが、大きな理由のひとつかもしれません。

なので、入浴剤も、いつの間にか青系が多くなっています。

クール系の入浴剤やバスソルトには、いろんなニュアンスの青色(富士山色)があります。

冬におススメなのは、昨年末からマイブームの“大人のバスクリン”。

クール系ではないのに、まさかの青色(富士山色)なんです。

 

 

洗顔料も、富士山つながりで。
最近は、富士山の溶岩パウダーを練りこんだ「ミネラバソープ」を愛用しています。

 

 

洗顔ネットでたっぷり泡立てて、肌を包み込むように洗います。

溶岩パウダーの粒子は毛穴よりも小さいというだけあって、やさしい洗いあがり。
おふろのなかで、大地の底力を感じます。

富士山溶岩にはミネラルが豊富に含まれており、毛穴よりも小さい粒子で毛穴の汚れをすっきりやさしく洗い流します。また保湿成分配合で洗いあがりもつっぱらずふっくらもっちりやさしく洗い流します。

出典:富士宮市観光協会 » それ、みやげにして宮! 名物コンペ 2018 審査結果発表

 

おふろあがりには、水ゼリーをいただくことも。

富士山まわりの住民の場合、手作りの水ゼリーは、さしずめ「富士山ゆかりの水道水ゼリー」ということになりますね。

「富士山ゆかりの水道水」がどういうものかについては、のちほど説明します♪

 

水300ccで作り、ローズシロップをかけたもの

 

【水道水ゼリーの作り方】
① 水300cc~600ccを沸騰させる。(塩素を抜く)
② 火を止めて、ゼラチン5gを入れ、よく混ぜる。
③ 冷ましてから、固まるまで冷蔵庫に入れておく。
④ 器にとりわけ、好みのシロップをかける。

 

水の量によって食感が変わります。

ちなみに私は、600ccで作ったときの“ふるふる”な食感が好きです。

 

暑い日が続く夏には、「富士山サイダー」「富士山コーラ」を冷蔵庫に入れておきます。

じゅうぶんに冷やして、一気飲み。

先ほどの水ゼリーをクラッシュして、

同量のサイダーまたはコーラで割ると、「飲むゼリー」になります。

これがまた、おいしい!

 

大人の来客には、ビールを出してあげましょう!

 

 

 

なにせ富士山のおかげで、三島市では、市街地でこんな風景にも出会えます。

あわただしい日々が続くときは、三島の小川のほとりに腰かけて、清流を目で追いながら、心をからっぽにする時間をあえてつくります。

 

 

 

なぜ、三島の水がこんなに美しいのかというと、富士山に降った雨や雪が、長い時間をかけて溶岩の間を通り抜け、不純物が取り除かれるから。

だからこそ、地下から汲んだ水を「水道水」にする過程も、本当にシンプル。

教科書には、“川の水をダムでせき止めて、ゴミやよごれを取ったり、消毒をして水道水になる”と書いてありますが、ここ伊豆島田浄水場では、井戸からくみあげた地下水に塩素消毒をするだけで水道水にしています。ゴミやよごれは、地下水が溶岩の中をとおってくる間にしぜんに取りのぞかれます。
出典:パンフレット『伊豆島田浄水場について』三島市(平成31年4月1日現在)

 

富士山まわりの住民は、富士山によって磨きあげられた

「飲んでもおいしい水」を、浴槽にめいっぱい溜めて、肩まで浸かっているということなのです。

どうですか?

富士山の恩恵にあずかってみたくなりませんか?

そんなふうに感じたら、

私の住んでいる静岡県三島市にぜひ遊びに来てくださいね。

 

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よしなつ

お風呂は、快眠のために欠かせない儀式。どんなに忙しくても、バスタブにお湯をためるのが習慣になっています。水が貴重だった時代に始まった日本のお風呂のルーツが「蒸気浴」であることに思いを馳せながら、毎日、湯船に浸かっています。

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