住む部屋を探す時に重要な要素の1つが、「風呂・トイレ別かどうか」ではないでしょうか?

家賃を安く抑えようと思うとユニットバスつきの部屋になることが多いですよね。

ちなみに私はお風呂場でゆっくり過ごしたい派なので、住む部屋を探す時は「家賃が高くても絶対にセパレート!」を条件にしていました。

ちょっと狭くて古い?イメージのあるユニットバスですが、いつ?どこで?なぜ?生まれたのでしょうか?

 

そもそもユニットバスって何?

出典:iemo

ユニットバスというと「あぁ、トイレとお風呂が一緒になってるあれね…」と思っていませんか。実はそれは誤解なんです。ユニットバスとは、周りの壁・天井・床が一体になっているお風呂という意味。工場などであらかじめ成形しておき、現場に搬入してから組み立てます。

(出典:エコリフォーム

 

というわけで、下の写真のような広々お風呂も実は「ユニットバス」なのです。

出典:Girls Channel

「ユニットバス」と聞くと、1つの空間の中にお風呂とトイレ、その間に洗面台があるものを想像されると思いますが、それは「3点ユニットバス」と呼びます。

今回の記事では、ユニットバス=3点ユニットバスのこと、と思って下さい。

 

ルーツは、あのオリンピックにあった!

出典:SUUMOジャーナル

外国らしいイメージもあるユニットバスですが、実は日本が発祥だということをご存知でしたか?

 

ユニットバスルームを世界で最初に実用化したのは日本です。1964年東京オリンピックで誕生しました。

お風呂とトイレと洗面台が一緒になっているものを「バスルーム」と言い、欧米の家では当たり前でしたが”ユニットバスルーム”としては日本が先なのです。”ユニットバスルーム”とは、ユニット化(プレハブ化)されたお風呂のこと。つまり構造や工法がそれまでのものと違って簡単なお風呂のことです。

(出典:TOTO

 

出典:ハウジングコネクト・ジャーナル

↑このような海外のお風呂は「バスルーム」であり、「ユニットバス」ではないんですね。

 

しかし、「1964年の東京オリンピックで誕生した」とはどういうことでしょうか?

 

~時は1960年台・高度成長期~

日本は働き手が不足する中で東京オリンピックに向けて急ピッチで色々な施設を整備しなければなりませんでした。その1つが当時最高層だったホテルニューオータニ。しかし、工事期間はわずか17ヶ月しかありませんでした。

 

そこで問題になったのが手間のかかるバスルームの工事。それまでの方法(在来工法)ではとても間に合わないことがわかり、しかも17階建の建物は当時としては「超高層」だあったため、構造面からもバスルームを軽量化しなければなりませんでした。

そこで設計・施工を担当していた大成建設は、バスルームのプレハブ化を検討するようTOTOのほか複数の企業に依頼しました。依頼を受けたTOTOはプロジェクトチームを作り、研究を重ねた結果、浴槽や洗面器を取り付けた下半分のユニットに上半分の壁フレームを組み上げて、天井パネルをかぶせるかたちのユニットバスルームが完成しました。そして、そのTOTO製ユニットバスルームがホテルニューオータニに採用されることになったのです。

(出典:TOTO

 

ユニットバスが発明されたことで、

・時間の大幅な短縮

・高層ビルにも入れられる軽量化

が果たせて、東京オリンピックに無事間に合ったのですね!

 

あの時代に必死で知恵を振り絞った結晶がユニットバスだと思うと、なんだか感慨深いですね。

もしかすると、2020年の東京オリンピックの時にもこんな風に技術の進化が見られるかもしれません!

 

ユニットバスは嫌いですか?

 

出典:リショップナビ

オリンピックの時に生まれバブル期に大量に出来たユニットバスですが、今では敬遠する方が少なくありません。

 

実際に使っている方の声を聞いてみると、ユニットバスのデメリットはこんなものが挙げられるようです。

・清潔に使いたいお風呂と用を足すためのトイレが一緒なのが嫌

・シャワーカーテンがカビやすい

・収納スペースが少ない

・2人以上のとき、一方がお風呂に入っているとトイレに行けない

・窮屈

・湯船に浸かりづらい

・排水口が髪の毛で詰まってトイレが水浸しになる可能性がある

 

こんなお悩みが出てくるユニットバスですが、工夫次第でくつろぎ空間に変えることもできちゃうんです!

果たしてその方法とは・・・!?

また次回、ご紹介します♪